3月16日、岡山県の岡山国際サーキットで、2019年のスーパーGT最初の公式イベントとなる岡山公式テストがスタートした。午前のセッション1は、路面コンディションのため30分後倒しでスタートし、10時20分にコースオープン。カルソニックIMPUL GT-Rがトップタイムをマークし、MOTUL AUTECH GT-Rが続きニッサンGT-Rがワン・ツーを占めた。GT300クラスはK-tunes RC F GT3がトップタイムをマークしている。
これまで国内外のサーキットでそれぞれテストが繰り返され、2019年に向けて準備が進められてきたスーパーGT。いよいよ全車が一同に会して行われる公式テストが、3月16日に岡山国際サーキットでスタートした。
前日、サーキットでは搬入が進められていたが、夕刻以降サーキット周辺には雪が降ったため、早朝のサーキット周辺はうっすらと雪化粧。路面も濡れており、コンディションの回復を待って当初予定の9時50分から30分スタート時刻が後倒しされ、10時20分にコースオープンとなった。
セッション開始時のサーキットは雲も多く肌寒いコンディションとなったが、前年チャンピオンのRAYBRIG NSX-GTが山本尚貴のドライブでコースイン。続々とマシンが続いていった。走行開始直後は濡れている部分も多く、ウエットタイヤでのチェックや焼き入れ等が行われた後、少しずつスリックへ交換するマシンが現れはじめ、中盤以降はドライでの走行となった。
そんななか、開始から30分も経とうかという頃、GT300クラスのSUBARU BRZ R&D SPORTが1コーナーでコースオフ。グラベルにストップしたため、赤旗が提示された。また、開始50分過ぎにはGAINER TANAX GT-Rがトラブルがあったかヘアピンでストップ。その後もRAYBRIG NSX-GTがヘアピンでコースアウトしたため、合計3回の赤旗が提示されている。
セッション終盤には日射しも出はじめ、コース上は多くのマシンが周回を重ねることになったが、最終的に午前のセッション1でトップタイムをマークしたのは、これまでセパン、鈴鹿とメーカーテストで速さをみせてきたカルソニックIMPUL GT-R。佐々木大樹が1分17秒852をマークし、トップで走行を終えた。
2番手につけたのは、松田次生が終盤にタイムを上げたMOTUL AUTECH GT-R。岡山公式テスト最初のセッションは、昨年苦戦を強いられたニッサンGT-Rのワン・ツーという結果となった。3番手はWAKO'S 4CR LC500、4番手はDENSO KOBELCO SARD LC500が続き、5番手にはリアライズコーポレーション ADVAN GT-Rが続いた。ホンダNSX-GT勢の最上位はARTA NSX-GTの6番手となった。
GT300クラスは、コンディションのため序盤走行を見合わせるチームが多かったが。そんななか終盤にタイムを上げたK-tunes RC F GT3が1分26秒208をマークし首位に。岡山を得意とするHOPPY 86 MCが2番手、。3番手にはGAINER TANAX triple a GT-Rが続き、グッドスマイル 初音ミク AMG、Modulo KENWOOD NSX GT3というトップ5となった。