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仮面ライダー俳優が大渋滞!? 赤楚衛二、飯島寛騎、西銘駿らブレイク目前の注目株

2019年03月16日 12:01  リアルサウンド

リアルサウンド

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 佐藤健、菅田将暉、吉沢亮ら “仮面ライダー俳優”と呼ばれる役者たちの活躍が、以前にも増して目覚ましい。近々で大ブレイクを果たしたのは『仮面ライダードライブ』(2014~2015年/テレビ朝日)の竹内涼真といえるが、“ドライブ”以降の仮面ライダーに出演した俳優たちも、ブレイクを目前に控えた注目株ばかりだ。


【写真】仮面ライダー俳優たちの現在


■『仮面ライダーゴースト』(2015年~2016年)


 主人公・天空寺タケル役を務めたのは、オスカープロモーションの男性エンターテインメント集団「男劇団 青山表参道X」のメンバーでもある西銘駿。2014年11月に「第27回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」でグランプリを受賞して芸能界入りし、1年以内に“ゴースト”の主演に抜擢というシンデレラボーイだ。“ゴースト”放送以後はシェフ、刑事といった社会人役を演じることが多かった西銘だが、昨年公開された映画『走れ!T校バスケット部』では、気弱な高校1年生バスケット部員役を瑞々しく好演。今年2月公開の映画『リケ恋~理系が恋に落ちたので証明してみた。~』では主演を務め、恋に不器用な理系男子を演じるなど着実にキャリアを重ねている。


 “ゴースト”出演後、大きく躍進したのがアラン役の磯村勇斗。2017年上半期の朝ドラ『ひよっこ』(NHK総合)で清純派イメージを定着させたかと思いきや、すぐさま『SUITS/スーツ』(フジテレビ系)や『今日から俺は!!』(日本テレビ系)で、そのイメージを打破。昨年だけで『ういらぶ。』をはじめ3本の映画に出演するなど、絶好調である。また今月25日からは4夜連続で『ひよっこ2』が放送。一層の役者経験を積んだ磯村扮する“ヒデ”との再会が楽しみだ。


 深海マコト役の山本涼介は、雑誌『MEN’S NON-NO』の専属モデルを務める傍ら、昨年は映画3本に出演。現在は舞台『PHANTOM WORDS』が上演中で、4月には映画『JK☆ROCK』の公開も控えている。さらに修行僧・シブヤ役の溝口琢矢は、『ドリフェス!』から誕生したユニット・DearDreamのメンバーとして活躍。一方で、今年だけで早くも4本の舞台出演が発表されるなど(公演終了・公演予定作含む)、いま注目の舞台俳優のひとりでもある。


■『仮面ライダーエグゼイド』(2016年~2017年)


 主人公・宝生永夢役を演じたのは、西銘の翌年に“ジュノン・ボーイ”グランプリを獲得し、同じく「青山表参道X」のメンバーでもある飯島寛騎。昨年『サーティワンアイスクリーム』のCMで藤田ニコルと共演すると「イケメン」と反響を呼んだ。今年は、映画『愛唄 -約束のナクヒト-』が公開されたほか、今月21日公開の『PRINCE OF LEGEND』では、虎視眈々と昇進を狙う下克上王子・鏑木元役を担う。6月スタートの舞台『ちょっと今から仕事やめてくる』では主演を務め、今後の飛躍に期待がかかる。


 鏡飛彩役の瀬戸利樹は、昨年『深夜のダメ恋図鑑』(ABCテレビ・テレビ朝日)で残念なダメ男を熱演し、5月10日公開の『チア男子!!』では本格的なチアリーディングに挑戦。檀黎斗役の岩永徹也は、人口上位2%のIQを持つ者による団体「MENSA」の会員という秀才ぶりを生かし、クイズ番組でも頭角を現す。


 ほかにも九条貴利矢役の小野塚勇人(劇団EXILE)は、天狗の特殊メイクで挑む舞台『春の修学旅行「妖怪! 百鬼夜高等学校」~一条通と付喪神~』東京公演が千秋楽を迎えたばかりで、まもなく京都公演が開幕。パラド役の甲斐翔真は、昨年出演した『花にけだもの』(フジテレビ系)、『覚悟はいいかそこの女子。』(TBS系)、『ゼロ 一獲千金ゲーム』(日本テレビ系)というイケメンだらけのドラマでも、独自の存在感を発揮。現在は映画『君は月夜に光り輝く』が公開中と、勢いに乗っている。


■『仮面ライダービルド』(2017年~2018年)


 主人公・桐生戦兎役を演じたのは犬飼貴丈。犬飼もまた “ジュノン・ボーイ”グランプリ受賞者だが、それは西銘や飯島以前の話。すでに演技経験を重ねていただけに、“ビルド”放送開始直後から、その表現力で視聴者を驚かせた。“ビルド”終了後には『獣になれない私たち』(日本テレビ系)に出演し、天才物理学者からポンコツ新入社員に早変わり。4月からはNHK朝ドラ『なつぞら』にも出演が決定し、“仮面ライダーから朝ドラ”という王道パターンで、大ブレイクまであと一歩に迫る。


 桐生戦兎の相棒・万丈龍我役を演じ、スピンオフ映画『ビルドNEW WORLD仮面ライダークローズ』で主演を務めたのは赤楚衛二。現在は『イノセンス 冤罪弁護士』(日本テレビ系)に、パラリーガルの石和役で出演中だ。石和は、地上3階地下2階の家に住むお坊ちゃまで、仕事ではミスしがち。それでも憎めないどころか、重いストーリーの中で癒しキャラとして大きな魅力を放ち、ますます人気を集めている。


 いまや若手俳優を語る上で、絶対に欠かせない“仮面ライダー俳優”の存在。誰もが名を知る人気俳優へと駆け上るのは、一体どの役者か。今後の活躍から、目が離せない。


(nakamura omame)