腰痛を専門にしている整体院「通わせない整体院じゅらく金沢院」は3月13日、「社会人1年目の腰痛」の調査結果を発表した。調査は今年2月に実施し、男女20~29歳の会社員(公務員含む)2403人から回答を得た。
社会人になるまで腰痛経験が一度も無かった人(2403人中1431人)に対し、「社会人1年目で腰痛が発症したか」と質問。「発症した」という回答が最も多かったのが「介護系」(55.6%)で、2位は「看護系」(41.9%)、3位は「調理系」(31.6%)、4位は「保育系」(29.2%)となった。中腰姿勢の多い職業が上位を独占した。
5位は、残業が多く仕事を持ち帰ることが多い事により、長時間座りっぱなしの「営業系」(28.7%)という結果だった。次いで、「職人系」(28.3%)、「工場系」(27.7%)、「デスクワーク系」(25.4%)、「販売系」(22.2%)、「教員系」(19.6%)だった。
対処法として多いのは1位「マッサージ治療」、2位「湿布」、3位「自分でストレッチ」
これまで腰痛経験が一度も無かった人のうち、社会人1年目で腰痛が発症したのは28%だった。中腰姿勢の多い仕事をしている人は、腰をこまめにストレッチし、腰の筋肉が凝り固まらないようにする工夫が必要、としている。
社会人になって初めて腰痛が発症した人にどう対処したかを聞くと、1位は「病院や接骨院、マッサージなどの治療を受けた」(39.7%)、2位は「湿布を貼った」(29.5%)、3位は「自分でストレッチをした」(25.9%)という結果だった。
以降、「銭湯やお風呂に長くつかって温めた」(18%)、「特に何もせず、痛みを我慢した」(13.4%)、「家族に腰を揉んでもらった」(10.4%)、「カイロなどで温めた」(9.2%)、「痛み止めを飲んだ」(8.4%)、「マッサージ機で腰をケアした」(7.5%)、「筋トレをした」(5.5%) だった。
初めて腰痛で、4割が病院や接骨院、マッサージ等で治療を受けていることがわかった。同院は、
「痛みが出ている腰の筋肉に対し、揉み返しが起きるほど強く揉んでもらったり、筋トレなどで負荷をかけるとさらに悪化する危険がありますので注意が必要です」
としている。