MotoEのワンメイクマシン、エネルジカ・エゴ・コルセ 2019年から新設される電動バイクレース、FIM Enel MotoE World Cup(MotoE)のヘレス公式テスト中の3月14日未明、サーキットのパドック内で火災が発生し、関連機材の大部分が損失。この事態を受け、5月に予定されていたヘレスでのMotoE開幕戦の見送りが発表された。なお、2019年にMotoEが開催されることについては変わりはないという。
MotoEのテストは3月13日から3日間の日程で、スペインのヘレス・サーキット‐アンヘル・ニエトで予定されていた。火災が発生したのは初日のテストを終えた深夜の3月14日0時15分。サーキット内に設置されたEパドックで出火し、MotoEに関連する大部分の機材が失われた。怪我人はいなかった。
火災が発生した際、MotoEで使用される電動レーサー『エネルジカ・エゴ・コルセ』は充電中ではなかったことが確認されているという。火災の原因は現在調査中であり、今後48時間以内に新しい情報が発表される予定だということだ。
この影響で、5月3~5日、ヘレス・サーキット‐アンヘル・ニエトに設定されていたMotoEの開幕戦は中止。ただし、2019年シーズンのレース開催は予定通り行われるという。
MotoEは2019年シーズンから新たに始まる電動バイクレースで、MotoGPのヨーロッパラウンドとの併催で全5戦の開催が予定されていた。当初のMotoE開催カレンダーは、開幕戦がMotoGPの第4戦にあたるスペインGP、以降はMotoGP第5戦フランスGP、第9戦ドイツGP、第11戦オーストリアGP、第13戦サンマリノGPでの開催となり、最終戦となるサンマリノGPは2レース制となる予定だった。