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フランス文学の先鋭、激動の人生を垣間見る キーラ・ナイトレイ主演『コレット』予告編

2019年03月15日 13:01  リアルサウンド

リアルサウンド

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 5月17日公開の映画『コレット』の予告編が公開された。


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 本作は、『アリスのままで』のウォッシュ・ウェストモアランド脚本・監督作で、『はじまりのうた』のキーラ・ナイトレイが主演を務める。フランス文学界で最も知られ、今なお人々を魅了し続ける女性作家シドニー=ガブリエル・コレット。片田舎に生まれ育った自由奔放な少女コレットが、いかにしてフランス屈指のベストセラー作家と呼ばれるようになったのか。彼女が“本当の自分”を見つけるまでの波乱と情熱に満ちた半生を描く。かねてよりコレットに想像力を掻き立てられてきたウェストモアランド監督は、公私ともにパートナーだった故リチャード・グラッツァーと16年以上に渡って脚本を推敲したほど、思い入れの強い意欲作となっている。


 公開された予告編では、フランス文学界の一時代を築いた彼女の人生の移り変わりを垣間見ることができる。夫に頼まれ学生時代の話から着想を得て書いた物語から生まれ、フランス中で社会現象を巻き起こした自身の代表作『クロディーヌ』シリーズに国全体が影響される様子から、自らが表現者として舞台に立つ姿など、華やかなセレブとしての姿が描かれる。一方で、人気作家として名を馳せる夫に「君には“校長”が必要だろ」と束縛され、ゴーストライターとしての執筆を余儀なくされるなど自由を抑圧されてきた過去も明かされる。(リアルサウンド編集部)