日本年金機構が3月14日にツイッターに投稿した内容に、批判が集まっている。投稿では、青いスーツにメガネをかけた男性が髪をかきあげながら「将来いくら年金がもらえるか興味がないかい?」と話すイラストと共に、
「ガチヤバイ!?リアルガチでやばいかも!?新社会人のみなさまへ 受け取る年金少なくなってない!?ねんきんネットで確認だ!」
と書かれていた。イラストは年金機構のサイトに飛べるようリンク付けされていたが、リンク先のコンテンツも15日午前時点で閲覧できなくなっている。
「世代間格差も放置したままで、ふざけたことを言うな。減るのはあなた達のせいだ」
15日10時台には約3400件以上のリツイート、1000件以上の「いいね!」がされていた。呟きのリプライ欄には、
「少ない収入で納めている身としては『ガチヤバイ!?リアルガチでやばいかも!?』のコピーは不快です」
「世代間格差も放置したままで、ふざけたことを言うな。減るのはあなた達のせいだ」
などの批判が殺到。同日11時30分前後に確認したところ、ツイートは削除されていた。
企業のSNSアカウントがくだけた言葉や内容を呟くことで、ユーザーに親しみやすい印象を与える戦略は珍しくない。しかし今回の場合、年金が貰えるかどうかすら不安に感じる若い世代が多い中で「リアルガチでやばいかも!?」「受け取る年金少なくなってない!?」と煽るような言葉をかけたことが、年金納付者の感情を逆撫でしたと思われる。
はてなブックマークでも、「ふざけんな」「グリーンピアで年金溶かしといて『少なくなってない!?』はないだろう」など、怒りの声が多数上がっている。
ツイートは「Twitter Ads Composer」経由で投稿されていたことから、通常の呟きではなく広告として拡散していたようだ。キャリコネニュース編集部では同機構に、投稿の意図や今後の対応などを取材している。