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伝統の『ジープ・チェロキー』にふたつの新グレード。待望のトレイルホークも登場

2019年03月14日 14:51  AUTOSPORT web

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ミッドサイズSUV『Cherokee(チェロキー)』のラインアップに、ベースグレードの"Longitude(ロンジチュード)"と高いオフロード性能を誇る"Trailhawk(トレイルホーク)"の2モデルが追加
2018年10月にマイナーチェンジを受けたジープのミッドサイズSUV『Cherokee(チェロキー)』のラインアップに、ベースグレードの“Longitude(ロンジチュード)”と高いオフロード性能を誇る“Trailhawk(トレイルホーク)”の2モデルが追加され、3月9日より発売開始となっている。

 先の仕様変更ではビッグマイナーと呼ぶべき大改良を受けた『ジープ・チェロキー』は、フロント周りを中心とした大幅なデザイン変更やライト類のLED化により、『ラングラー』と並ぶフラッグシップモデル『グランドチェロキー』に通ずる精悍なエクステリアへと進化した。

 さらに装備の充実を図るとともに価格競争力の向上も実現し、Apple CarPlayとAndroid Autoに対応した第4世代のインフォテインメントシステムUconnectの採用や、両手がふさがった状態でも足先の動作だけでリヤゲートを開くことができるハンズフリーパワーリフトゲート、歩行者検知機能を付加したクラッシュミティゲーション(衝突被害軽減ブレーキ)付きの前面衝突警報が全てのモデルに標準装備されている。

 そのマイナー時にはレザーシートなど豪華な装備が充実した“リミテッド”と、導入記念限定車の“ロンジチュード・ローンチエディション”の計2モデルのみだったラインアップに、新たにベースグレードの“ロンジチュード”と高いオフロード走破性を誇る“トレイルホーク”の2モデルを追加導入。

 そのロンジチュードは2.4リッター直列4気筒マルチエアIIを搭載し、最高出力177PSと最大トルク229Nmを発生。START&STOP機能の搭載により、JC08モードで10.2km/リッターの燃費性能を達成するとともに、エンジン振動の低減や静粛性の向上が図られている。

 その上で、上級グレードと同様にクラッシュミティゲーション(衝突被害軽減ブレーキ)付きの前面衝突警報やLaneSense車線逸脱警報プラス、ParkSense縦列/並列パークアシスト、Parkviewリアバックアップカメラ、アダプティブクルーズコントロールなど、ドライバーを支援する数々の安全機能が備えられ、満足度の高いグレードとなっている。

 一方、悪路走破性能を重視したジープ伝統の“トレイルホーク”は、従来の3.2リッターV6エンジンに代え、新設計の2リッター直列4気筒直噴ターボエンジンを搭載。ツインスクロール式ターボの採用により低回転域から優れたレスポンスを実現し、最高出力はV6同等の272PSながら、最大トルクは85Nm増となる400Nmを達成している。

 また、ターボエンジンにもかかわらずこちらも伝統に則りレギュラーガソリン対応とし、燃費は同JC08モードで10.4km/リッターと、こちらも高い経済性を備えている。

 そしてトレイルホークならではの装備として、雪道、砂地、岩場など厳しいオフロード環境で真価を発揮するJeepアクティブドライブロック(ロッキングリアディファレンシャル付)やオフロードサスペンションの搭載により、期待に違わぬオフロード走破性能を誇っている。

 これで全3グレード構成となり、全車が9速AT&4WDとなった『ジープ・チェロキー』の価格は、429万~484万円となっている。
公式サイト:https://www.jeep-japan.com/cherokee-kl.html