3月14日(木)、2019年シーズンのF1開幕を目前にF1レースディレクターであるチャーリー・ホワイティング氏がメルボルンで急死した。
この件についてホンダF1の田辺豊治テクニカルディレクター、FIAのジャン・トッド会長、F1のモータースポーツ担当マネージングディレクターを務めるロス・ブラウンがコメントを寄せた。
田辺豊治(ホンダF1テクニカルディレクター)
「今回のホワイティング氏の突然の逝去に大きな驚きと悲しみを覚えています。また、F1の世界で長年働かれてきた方ですし、今年も一緒に開幕戦を迎えられないことを寂しく感じます」
「FIAのレースディレクターとしてテクニカル面を司る仕事をされていたので、私も何度もミーティングなどを重ねてきましたが、とても熱心にかつ公平に、ご自身の仕事に取り組まれる方でした。そしてなにより、いつのときでもレースに対する情熱を感じました。これまでの貢献が非常に大きいだけに、同氏を失うことはF1にとって大きな損失です」
「Hondaを代表して、ホワイティング氏のご冥福をお祈りするとともに、ご家族・ご友人の皆さまへ、謹んでお悔やみ申し上げます」
ジャン・トッド(FIA会長)
「チャーリーの突然の死を聞いて、大きな悲しみに暮れている。チャーリー・ホワイティングのことは何年も知っているし、彼は偉大なレースディレクターだった。F1において中心となり、他の人が真似できないほどに優秀で、F1の倫理と精神を具体化した人物だ」
「F1はチャーリーという信頼のおける友人、そしてカリスマ的なアンバサダーを失った。私やFIA、モータースポーツのコミュニティ全体が、彼の家族や友人、そしてF1を愛する全ての人々のことを思っている」
ロス・ブラウン(モータースポーツ担当マネージングディレクター)
「レース生活の全てにおいて、私は彼のことを知っていた。我々はメカニックとして共に働き、友人となり、世界中のレーストラックで多くの時間を過ごした。この悲しい知らせを聞いて、私は大きな悲しみに暮れている。非常にショックで悲しい出来事だ」
「私個人だけでなく、F1やFIA、モータースポーツ全体が非常に大きなものを失った。我々は彼の家族を思っている」