デジタルデータのバックアップやデータ保護ソリューションを展開するアクロニスはABBフォーミュラEに参戦しているDSテチーターと戦略的提携を結んだ。これによりチームが走らせるDS E-TENSE FE19にはアクロニスのロゴが掲げられている。
2017/18年シーズンのチャンピオンであるジャン-エリック・ベルニュと、日本にも馴染み深いアンドレ・ロッテラーのふたりを起用してシーズンを戦っているDSテチーターは、シリーズを戦うトップチームのひとつだ。
第2世代シャシーと出力が向上したモーターで争われている2018/19年のフォーミュラEでは使用電力量、いわゆる“電費”管理がレースの鍵を握っており、レースを戦う上でシミュレーションなども含め安全なデータ通信が必要不可欠だ。
今回、DSテチーターが提携を結んだアクロニスは、データ保護技術のリーディングカンパニー。同社と手を結ぶことで、DSテチーターは世界各地を転戦しながら、安全にデータへアクセスすることが可能になるという。
チームのチーフコマーシャルオフィサーを務めるキース・スマウトは「今回の提携関係により、大きな緊張が強いられるフォーミュラEの環境でも、データ分析や予測機能を可能にする新たなメカニズムを実現できるだろう」とコメント。
アクロニスのグロースオフィサーである「アクロニスのテクノロジーはペースの速いモータースポーツチームの環境にぴったりだ。このようなトップチームと提携関係を結べたことを誇りに思うとともに、この関係が長期にわたり実りのあるものとなることを願っている」と述べた。
今回の提携により、先日行われた第5戦香港E-Prixから、チームが走らせるマシンのリヤウイングなどにはアクロニスのロゴが掲げられている。