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トライアンフの新型スクランブラーが日本上陸。都内でスクランブラー1200XCとXEをお披露目

2019年03月13日 16:21  AUTOSPORT web

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都内でお披露目されたスクランブラー1200XC
トライアンフ・モーターサイクルズ・ジャパンは、2018年10月に発表されたScrambler1200XC(スクランブラー1200XC)とScramble1200XE(スクランブラー1200XE)を都内でお披露目した。発表会では両モデルの発売時期と価格が明らかとなった。

 トライアンフは、イギリスで誕生したバイクメーカーだ。その歴史は長く、世界最古のバイクメーカーとも言われている。モータースポーツシーンでは、2019年からMotoGPのMoto2クラスにオフィシャルエンジンサプライヤーとして参戦している。

 メディア向けの発表会で登場した、スクランブラー1200XCとスクランブラー1200XEは、2018年10月に発表されたトライアンフのスクランブラーシリーズ最新モデルだ。このマシンは、オンロードに加え、オフロードでも走行が可能となっている。

 そのなかのXEは、スクランブラーシリーズの最上級グレードとなり、タンクサイドにはトライアンフのトライアングルバッジがあしらわれ、フォークはゴールドカラー、ハンドルにはハンドガードを装備するなどプレミアムなディテールに仕上げられている。

 トライアンフがいままで発売していたスクランブラーシリーズは、空冷並列2気筒865ccエンジンが搭載されていたが、新型スクランブラーは専用チューニングが施された高出力の水冷SOHC並列2気筒8バルブの1200ccボンネビルエンジンが新たに搭載される。

 このエンジンの最高出力は90馬力(66.2kW)、最大トルクは110 Nm/3,950 rpmを発揮し、どこからでもあふれ出るパワーを発揮するとのことだ。

 外観は既存のクラシックモデルをベースとしているが、フレームは排気量アップに伴い専用設計された。メーターはトライアンフの第2世代TFTディスプレイが採用されている。

 足回りでは、両モデルともにオーリンズと共同開発したフルアジャスタブルツインスプリング式リアサスペンションユニットとショーワ製フルアジャスタブルロングトラベルフォークが装備されている。ブレーキキャリパーはブレンボ製、スイングアームはアルミニウム製とこちらも豪華な仕様だ。



 走行の状況に合わせて選択可能なライディングモードも、両モデル標準装備で、モードはロード、レイン、オフロード、スポーツ、ライダーの5種類から設定できる。ライダーモードでは、好みや走行状況に合わせてスロットルレスポンス、ABS設定、トラクションコントロールの設定を個別に調整することが可能だ。

 最上級グレードのXEには、標準の5モードに加え、オフロードプロモードが搭載される。このモードは、オフロード走行に最もフォーカスしたモードとなっており、ABSとトラクションコントロールをオフにし、オフロードに特化したスロットルマップが設定される。また、XEには、オプティマイズド・コーナリングABSや、オプティマイズド・コーナリング・トラクションコントロール、IMU(慣性計測ユニット)といった専用の電子制御も盛り込まれている。

 その他、LEDライト、バックライト付きスイッチ、クラッチを握る際の負担を軽減するトルクアシストクラッチ、キーレスイグニッション、グリップヒーターなども標準装備となっている。

 カラーリングはXCがジェットブラック×マットブラックとカーキーグリーン×ブルックランズグリーンの2色、XEがフュージョンホワイト×ブルックランズグリーンとコバルトブルー×ジェットブラックの2色が設定される。

 価格に関しては、XCが203万1900円(税込)から、XEが217万4100円(税込)からと発表された。スクランブラー1200XC、XEともに3月16日から全国のトライアンフ正規販売店で発売が予定されている。