映画『劇場版パタリロ!』の公開日が6月28日に決定した。
同作は、実写映画化された『翔んで埼玉』の魔夜峰央による漫画『パタリロ!』の実写映画版。2016年と昨年には舞台化もされた。物語の詳細は現時点では明かされていない。
舞台版に引き続き、映画版でも主人公のパタリロ役に加藤諒、バンコラン役に青木玄徳、マライヒ役に佐奈宏紀がキャスティング。共演者には、タマネギ部隊の一員役の須賀健太や、哀川翔、西岡德馬、鈴木砂羽、松村雄基、近江谷太朗、木下ほうからが名を連ねているほか、原作者の魔夜峰央も出演する。監督は舞台版の演出を手掛けた小林顕作。白組によるVFXも見どころになるという。
魔夜峰央は「とにかく“全編ミスマッチ”。舞台をご覧になった方もご覧になっていない方も、何も考えずに観ていただきたい」、小林監督は「スタッフが感情移入してくれて、舞台の空気感をそのまま“少しだけ映画寄り”にしてみました」、加藤は「今回の映画では、舞台版にはなかったソロの挿入歌を初めて歌いますのでお楽しみに!!」とそれぞれコメント。今回の発表とあわせて場面写真が公開された。
■魔夜峰央のコメント
「パタリロ!」が映画化なんて感無量!舞台版の時から実写は不可能だと思っていたので、どうやって作るのか見当もつかなかった。一言で言うと、とにかく“全編ミスマッチ”。舞台をご覧になった方もご覧になっていない方も、何も考えずに観ていただきたい。頭を使わなくても、放っといても勝手に笑わせてくれますから。決して3人では観ないでください。その理由は…座席のことはよく分からないけど、4人以上で観たほうが楽しめると思うな(笑)。
■小林顕作監督のコメント
観たこともない感じの映画に…するつもりはなかったけれど、結果的に考えてもみなかった映画になりました。スタッフが感情移入してくれて、舞台の空気感をそのまま“少しだけ映画寄り”にしてみました。「パタリロ!」の楽しみ方はたくさんありますが、応援上映の進化型のように映画館を楽しい場所にしたいですね。出来ることは何でもやりたいので、「試食コーナー」を作って、僕が毎日映画館の前でお客様をお待ちしています(笑)。
■加藤諒のコメント
こんなに作品に愛を注いだことは初めてなので、パタリロ役は他の人に演じてほしくないんです。舞台版がすごく楽しかったので、それを同じスタッフ、キャストで映画にすることができてさらに楽しかったです。コミックのファンの方も舞台のファンの方も、「パタリロ!」を観るのが初めての人も、誰にでも喜んでもらえる素敵な作品になっています。今回の映画では、舞台版にはなかったソロの挿入歌を初めて歌いますのでお楽しみに!!