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蛍光灯を多用した大型シャンデリアなど、日常に潜む不気味さをテーマに制作する東恩納裕一の展覧会が南青山で開催

2019年03月13日 13:12  Fashionsnap.com

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untitled (chandelierXVI)80(h)x100x90cm 2012-2019 Image by: Yuichi Higashionna
東恩納裕一による展覧会「un-unheimlich/不気味でないモノ (- un-unheimlich unheimlich -)」が、南青山のギャラリー ヴォイドプラス(void+)で開催される。会期は3月23日から4月20日まで。

 東恩納は1990年代に日常や身の回りにあるモノに潜む「"不気味さ/unheimlich"(フロイト)」をテーマに制作をスタート。これまでに、蛍光灯を多用した「シャンデリア」シリーズやグラフィティにインスピレーションを得たスプレーによる絵画「Flowers」シリーズ、インスタレーション、アニメなど複数メディアによる作品を展開してきた。
 今回の展示タイトル「un-unheimlich」(ウン-ウンハイムリヒ)」は、「unheimlich」という語に含まれる"heim-lich(英語のhomish/home+ish)= 故郷・馴染みがある"を否定する"un-"をさらに二重化する造語であり、これまでの作品ベースにあった "不気味さ"という概念の機能・有効性を、改めて問い直すことを試みたという。
 会場では、蛍光灯+LEDによる大型シャンデリアやライトオブジェ、新作絵画、インスタレーション、プリントワークなどを展示する予定。このほか、3月22日にはレセプション、3月30日には東恩納と埼玉県立近代美術館学芸主幹の梅津元によるトークイベントなどが開催される。
■「un-unheimlich/不気味でないモノ (- un–unheimlich unheimlich -)」会期:2019年3月23日(土)~4月20日(土)会場:void+住所:東京都港区南青山3-16-14 1階開館時間:14:00~19:00定休日:日、月、祝日電話番号:03-5411-0080
■レセプション日時:2019年3月22日(金)18:00~
■トークイベント日時:2019年3月30日(土)18:00~出演:東恩納裕一、梅津元(埼玉県立近代美術館学芸主幹/芸術学)