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上司のブラックすぎる発言「ちゃんと避妊してる?」「熱があるなんて嘘つくな」「寝不足でも死なない」

2019年03月13日 07:10  キャリコネニュース

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「従業員が休みをとれない」「サービス残業を強いられる」「経営者が会社を私物化する」など、ブラック企業の劣悪な環境苦しみながら働く人が後を絶たない。そんなブラック企業体験談を、キャリコネニュース読者から寄せられたアンケートから紹介する。

30代男性は、入社3年目の時に「経営が厳しい」との理由で、給料を手取り18万から17万に減額されてしまう。有給休暇は使えず、交通費の支給も昇給もない環境で、毎日12時間労働を強いられていた。

しかし低賃金と長時間労働で従業員が苦しむにも関わらず、社長は新車と家を購入。男性は、

「人手不足なのに仕事は増える。残業代と休日手当ては何時間働こうが1000円でした。さらに、社長の家の家庭ゴミを回収、捨てに行かされました」

と振り返った。

3年半、24時間365日対応「労基が来たけど慣れっこ。会社は法の抜け道を知っています」


技術職の30代男性は、入社初日に「パソコン打刻式のタイムカードは9時出勤17時30分退勤としてください」と教えられ、「勤務先に幻滅しました」という。さらに入社5か月からは、終業後の電話が男性に転送されるようになってしまい、

「夜間、休日の待機及び緊急出動を強いられる。約3年半、後輩が入るまでこの待機&出動を24時間365日1人でやる羽目になりました」

と明かす。男性は会社から仕事を押し付けられ、日中に通常業務、夜は工事現場に入るという激務に耐えているが、「手当は休日手当のみ1日7000円」の支給だという。

「最近やっと労基が来たけど会社は慣れっこです。こちらは一従業員にすぎませんが、会社は法の抜け道を知っていますし、どうなることやら」

と嘆いている。

クリエイティブ職に従事していた30代女性は、「社長がタバコを吸いながら面接するような会社でした」と過去の勤務先のブラックぶりを明かした。応募者だけでなく、従業員にも態度は悪く、

「有給休暇の制度そのものがありませんでした。 求人票では週休2日と書かれていたのに、実際は1日だけ。しかも、その1日に『リサーチに行け』と言うんです」

とめちゃくちゃだ。さらに女性従業員へのセクハラは日常茶飯事で、 既婚女性に向かって「お前ちゃんと避妊しているか?」と発言していたという。

子どものインフルがうつり38度の高熱も、古い体温計で再測定させられ「35.6度」

営業職の40代男性の勤務先では、実際には休んでいないのに、有給休暇を消化したことにされている。長時間労働による過労でうつ病になり、労働体制の改善を勤務先に求めたところ、「休みがとれないようにされてしまいました」と報復的な措置を取られた。

子どもがかかったインフルエンザがうつり、38度の熱が出た時には、会社にある古い体温計で再測定させられた。その体温計が示すのは、35.6度だった。

「『熱があるなんて嘘ついてるんじゃない!』と言われ、終日寒い中、同僚と接触しないよう働かされました」

販売・サービス業で働いていた30代女性の勤務先では、サービス残業が常態化。休日出勤をしないと終わらない業務量にもかかわらず、社長からは「仕事の仕方が悪い」「寝不足でも死なない」など、根性論を押し付けられた。

今年4月からは、「有給休暇の取得義務化」や「罰則付き残業規制」(中小企業は来年4月)が導入される。ブラック企業で苦しむ人が少しでも減ることを望みたい。