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「ルクレールを得たフェラーリはハミルトンに勝てるかもしれない」と元F1ドライバー

2019年03月12日 17:31  AUTOSPORT web

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シャルル・ルクレール(フェラーリ)
元F1ドライバーで現在解説者を務めるデイビッド・クルサードは、2019年のフェラーリのドライバーラインアップは、メルセデスのルイス・ハミルトンにとって非常に手ごわい相手になると予想している。

 フェラーリは、2019年、若手育成プログラムのメンバーであるシャルル・ルクレールを、キミ・ライコネンの代わりにレースドライバーに起用した。ルクレールはF1デビューシーズンの2018年、ザウバーで極めて優れた走りを披露し、高い評価を得た。

 セバスチャン・ベッテルはルクレールをチームメイトとして迎えることで、より高いパフォーマンスを発揮する必要に迫られ、それが結果的にはフェラーリチーム全体にとっていい効果を生み出すと、クルサードは考えている。フェラーリの2019年型マシンSF90は非常に強力であると考えられており、今年こそメルセデスとの戦いに勝ってF1タイトルを手に入れるのではないかとの期待も高まっている。

「セバスチャンとシャルルのペアは、セバスチャンとキミとは比べものにならないほど、ルイスにとって危険な状況をもたらす可能性が高い」とクルサードはDaily Mirrorに対して語った。

「私は、昨シーズン、キミが頻繁に勝つことはないと予想し、実際そのとおりになった」

「シャルルの場合、今年のうちに表彰台全体にシャンパンを振りまく機会が少なくとも2回はあるだろう。そうならなければ心底びっくりするね」

「彼はまだ若く、やる気があり、セバスチャンをプッシュするだけの速さもある。セブだけでなく、ルイスも彼には注意する必要がある」

「フェラーリは昨年(2018年)は完璧な戦いをしたとはいえない。セブもキミもチームから最善の支援を受けたとは感じていないのではないだろうか」

「本当にルイスが警戒するような要素をつきつけたいと思うなら、フェラーリはもっと積極的に戦う必要がある。それはドライバーたちも同じだ」