映画『エリカ38』が6月7日から東京・日比谷のTOHOシネマズシャンテほか全国で公開される。
樹木希林が最初で最後に自身で企画した映画となった同作は、色香で男たちを惑わし、話術で女たちをたぶらかして金を巻き上げ、異国の街で逮捕された自称38歳の「エリカ」こと渡部聡子の姿を描いた作品。実際の事件をモチーフに制作された。
主演を務めるのは浅田美代子。樹木が彼女の代表作になってほしいと企画し、1974年の『しあわせの一番星』以来、約45年ぶりの主演映画となった。エリカと関係を結び、架空の投資話で金を搾取することを指示する愛人・平澤育男役を平岳大が演じるほか、窪塚俊介、山崎一、山崎静代、小籔千豊、小松政夫、古谷一行、木内みどりらが共演者に名を連ねる。樹木希林もエリカの母親役で出演している。
監督・脚本は日比遊一。製作総指揮を奥山和由が務めた。