舞台『北齋漫畫』が、6月から東京・新大久保の東京グローブ座で上演される。
『北齋漫畫』は、葛飾北斎や曲亭馬琴、北斎の娘・葛飾応為、北斎の養父・中島伊勢、謎の魔性の女・お直らとの交流を軸に、北斎の人生を幻想的に描いた作品。矢代静一が1973年に発表した戯曲をもとにした舞台で、初演時には緒形拳が主演を務めた。1981には新藤兼人監督によって映画化もされた。
今回の上演では、主人公の葛飾北斎こと鉄蔵役を関ジャニ∞の横山裕が務める。共演には佐藤江梨子、木村了、堺小春、枝元萌、吉田健悟、渡辺いっけいが名を連ねている。演出は宮田慶子が担当。
チケット販売は5月11日10:00からスタート。
■横山裕のコメント
この度、伝統ある作品「北齋漫畫」に主演させて頂く事になりました。
大変光栄である反面、プレッシャーも強く感じております。これまで数々の役者さんが演じてこられた葛飾北斎。奇人と呼ばれ破天荒な生涯をおくった魅力的な偉人を演じることができ、すでにワクワク感が止まりません!
この舞台で僕なりの北斎を表現できたらと思います。
■宮田慶子のコメント
躍動感溢れる大胆な構図で見るものの目と心を掴んで離さない「冨嶽三十六景」をはじめ、九十歳でこの世を去るまでに多種多様な膨大な作品を生み、ただひたすら「森羅万象、すべてを描き尽くす」ことに人生を賭けた、葛飾北斎の破天荒な生き様を描いた戯曲「北齋漫畫」――。矢代静一氏の不朽の名作であるこの舞台を演出することは、私にとって永年の夢でした。憧れの作品作りで、横山裕さんと初めてタッグを組ませていただくことを、心から楽しみにしています。魅力溢れる俳優の皆さんとともに、「ものを生み出す人間」の真の姿に迫りたいと思います。