バルテリ・ボッタスは2019年シーズンを、新たなレースエンジニアとともに戦うことになる。この変更によって新シーズンは「少しばかりフレッシュなスタート」を切ることになるだろうとボッタスは感じている。
メルセデスのエンジニアリング部門における人事変更により、以前ボッタスのレースエンジニアを務めていたトニー・ロスは、フォーミュラEのプログラムに取り組むことになった。
ルイス・ハミルトンが長らく仕事をともにしてきたシニア・レースエンジニアのピーター・ボニントンとの関係を継続する一方で、ボッタスはリカルド・ムスコーニが監督することになる。
「ドライバーとエンジニアが新たな関係を始める際には、常に少しばかりの取り組みが必要になる。僕にはすでに新たなパフォーマンスエンジニアもいるから、シーズン開幕に向けては少しフレッシュな気分だ」とボッタスはCrash.netに述べている。
「僕らは昨シーズンの終わりに互いを知るようになったばかりだが、かなり良い感じだと思っている。ときには変化も良いもので、僕らはまっさらな、新たなページをめくったんだ」
「12月と1月に行なったミーティングのすべては、僕のパフォーマンスに関するものだった。レースの週末をより良く過ごすために何ができるか、僕の弱点、強みというようなことだね。ふたりの新しい相手と仕事をするのは、とても良かった。テストですら楽しめたよ」
「もちろん、僕らはお互いのことをより良く知ろうとしている最中だ。レース週末という限られた機会のなかで、マシンのセッティングをどのようにしていけばいいかについては様子を見ているところだよ。けれどもこれまでのところは、とても良い感じなんだ」
勝利のなかった2018年シーズンの後、ボッタスは腕を上げることを決意している。昨シーズンのようにパフォーマンスが発揮できない状態を繰り返してしまえば、メルセデスでのシートが危うくなることを承知しているからだ。
「僕にとっては、当然のことながらゼロからのスタートになる」と29歳のボッタスは話す。
「もっと上手くやれた場面が多々あったとはいえ、パフォーマンスの面で言えば、去年はそれなりに良いスタートが切れていた」
「だから自分自身に関する細かいことのすべてを、より良くしようとしているし、僕自身が最高の状態であろうとしている。ルイスよりも前に出られたこともあったのだから、できることは分かっている」
「一貫性や、週末に向けて正しいアプローチを採っていくことが重要なんだ。そして僕は去年、間違いなく、確実にそうしたことを学んできた」
「結局のところ、難しい理屈などではないんだ。懸命に仕事をこなすことや献身的であること、何とかして目標にたどり着きたいと思うことがすべてだ」