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レジレス決済をより便利に!カメラにかざすだけで商品を特定できる技術が開発される

2019年03月10日 17:01  Techable

Techable

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ウォルマート(Walmart)傘下の会員制スーパーマーケット「サムズ・クラブ(Sam's Club)」は、2019年3月、機械学習(ML)とコンピュータビジョンを活用した新技術を開発したことを明らかにした。・カメラをかざすだけで商品を認識する新技術を開発「Scan & Go」は、サムズ・クラブが2016年10月から米国内の全店舗で導入しているセルフモバイルチェックアウトシステム。

利用者がスマートフォンに専用アプリをインストールし、これを使って商品のバーコードを読み込み、スマートフォン上で決済するというもので、利用者にとっては、レジに並ぶ必要がない反面、購入する商品のバーコードを読み込む手間がかかるのが課題だ。

そこで、サムズ・クラブは、バーコードを読み込む代わりに、機械学習(ML)とコンピュータビジョンによって、専用カメラに商品をかざすだけで商品を認識できる新たな技術を開発。

従来のバーコード読み込み方式では商品の認識に9.3秒かかるのに対して、この新たな技術ではわずか3.4秒で商品を特定できる。・コンピュータビジョンと機械学習の活用により、レジなし決済の利便性を高めるサムズ・クラブでは、この技術について特許を申請。近々、「Scan & Go」に導入し、いわゆる“レジなし決済”の利便性向上につなげるとともに、従業員向けのツールにもこの技術を実装していく方針だ。(文 松岡由希子)

Sam's Club