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インディカー開幕戦:初日は地元のハンター-レイがトップ。琢磨も上々の走り出し

2019年03月09日 16:31  AUTOSPORT web

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ライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)
セント・ピーターズバーグで開催されているインディカー・シリーズ開幕戦。初日となる8日は2回のプラクティス走行が行われ、ライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)がトップタイムをマーク。佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)は、12番手で走行初日を終えた。

 NTTが冠スポンサーとなり新たな幕開けを迎えたインディカー・シリーズ。開幕戦は、今年もセント・ピーターズバーグで開催される。

 走行初日となる8日は、午前と午後に2回のプラクティス走行が開催され、24台が走行を重ねた。

 午前中のセッションでは、名門チップ・ガナッシ・レーシングからインディカーデビューを果たすフェリックス・ローゼンクヴィストが1分1秒8215をマークしトップタイムを叩き出す。

 2番手はハンター-レイ。3番手もF1から転向してきたルーキーのマーカス・エリクソン(アロウ・シュミット・ピーターソン)が続く。

 インディカー参戦10年目に挑む佐藤琢磨も6番手と上々の滑り出しだ。


 午後になると各車タイムアップを果たしていく。トップタイムは、フロリダ在住のハンター-レイ。1分00秒8969と好タイムを記録した。

 2番手はシボレーユーザーのスペンサー・ピゴット(エド・カーペンター・レーシング)。ピゴットも1分00秒9812と1分1秒台を切る好タイム。

 アンドレッティ・オートスポート勢は、ザック・ビーチは下位に沈むが、マルコ・アンドレッティが3番手、アレクサンダー・ロッシが6番手と好調。

 合同テストでトップタイムを奪い注目を浴びたコルトン・ハータ(ハーディング・スタインブレナー・レーシング)も4番手とルーキー勢では最速で初日を終える。


「セッション中にいくつか変更を加えたんだ。いいお出かけとなったよ。クルマはなかなかいいね。現時点では手一杯だけど、もう少し改善したいね。28号車を前に出すためにホンダと協力するつもりだ。いい一歩になるよ」とハンター-レイはコメント。

 常勝軍団チーム・ペンスキーは、ジョセフ・ニューガーデンが9番手、ウィル・パワーが10番手、シモン・パジェノーが17番手と苦戦。明日の予選でどのくらい巻き返してくるのか注目だろう。

 佐藤琢磨はチームメイトのグラハム・レイホールに次ぐ12番手で午後のセッションを終えた。

「今日の進歩には満足しています。プロダクティブな一日だったと思いますね。ブラックタイヤでも安定したパフォーマンスを出すことができた。少しバランスが悪かったので、ラップタイムを改善することはできませんでした」

「重要なのはデータを収集することで、僕たちはリヤエンドを、グラハム(レイホール)はフロントエンドを取り組んで、うまくプログラムを分割していたので明日はもっと良くなるでしょう。とてもいい一日だったと思いますよ」と琢磨はコメントしている。