ウイリアムズF1は、FIAから新車『FW42』の合法性について指摘を受けたため、開幕戦オーストラリアGPを前に、フロントサスペンションとミラーのデザインに微調整を施している。
バルセロナでの走行開始が遅れた『FW42』だが、FIAの代表はマシンのフロントサスペンションに、ウィッシュボーン下部に沿った細い部品が含まれていることを指摘した。
F1の技術規則では、4点のウィッシュボーン部品、1点のプッシュロッドおよびステアリングアームの、計6点のサスペンション部品の使用が許可されている。
したがって追加された下部の部品は7点目となり、違法となるため、ウイリアムズはこの部品をメルボルンに向けて取り除くことになる。
FIAはさらに、プレシーズンテストで登場したFW42の特徴ある湾曲したミラーのデザインについても難色を示し、開幕戦までにミラーのレイアウトを変えるようチームに指示した。
初めからトラブル含みのシーズンスタートであったことに加え、テクニカルディレクターのパディ・ロウがチームを離れるウイリアムズが取り組むべき問題は、少なくないようだ。