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Adenau、2019年はピレリスーパー耐久シリーズとTCRジャパンに参戦。富士では脇阪寿一も起用

2019年03月09日 14:51  AUTOSPORT web

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今季は2台のゴルフGTI TCRを投入するAdenau。ブルーがTCRジャパン、レッドがスーパー耐久用。
ピレリスーパー耐久シリーズに参戦するAdenauは、2019年の参戦体制を発表するとともに、今季からスタートするTCRジャパンシリーズに参戦すると発表した。スーパー耐久の富士24時間レースでは、ふたたび脇阪寿一をDドライバーとして起用する。

 東京都国立市に本拠を置くAdenauは、国内外のトップカテゴリーで活躍してきた密山祥吾が率いるチューニングショップ。欧州車を得意としており、特にフォルクスワーゲンについては、イギリスのフォルクスワーゲン・レーシング用アップグレードパーツを手がけるレーシングラインをインポート。フォルクスワーゲンについては豊富な実績を誇っている。

 そんなAdenauは、フォルクスワーゲン・ゴルフGTI TCRをいち早く日本に導入し、ピレリスーパー耐久シリーズに参戦してきたが、2019年も1台をST-TCRクラスに投入する。車両は新たに鮮やかなレッドとホワイトに彩られるニューマシンとなる。

 ドライバーはAドライバーのフィリップ・デベサ、Bドライバーの密山が継続。そして新たに、2018年全日本F3選手権F3-Nチャンピオンのジェイク・パーソンズが加入した。また、長距離の富士24時間レースでは、過去にも富士でゴルフGTI TCRをドライブした脇阪寿一が加入する。寿一は密山にとって“良き先輩”であり、17年の加入時はTOYOTA GAZOO RacingのアンバサダーとしてもカスタマーレーシングカーであるTCRの“いい部分”を取り入れている。

 一方、昨年まで使用していたブルーのゴルフGTI TCRは、2019年からスタートするTCRジャパンシリーズにコンバートされることになった。ドライバーは、佐藤潤が起用される。代表でもある密山はすでに埼玉トヨペットGreenBraveからゴルフGTI TCRで参戦することが決まっており、ある意味“兄弟チーム”のようなイメージで戦うことになりそうだ。

 Adenauにとっては、ゴルフGTI TCRでサーキットで得られたものがチューニングやショップのレベルアップにも反映されており、今後もゴルフGTI TCRの日本を代表するチームのひとつとして活躍してくれそうだ。

Adenau 2019年参戦体制
■ピレリスーパー耐久シリーズ
エントラント:Adenau
マシン名:IDI GOLF GTI TCR
ドライバー:
A フィリップ・デベサ
B 密山祥吾
C ジェイク・パーソンズ
D 脇阪寿一(富士24時間レース)
レースクイーン:近藤みやび/結城みい

■TCRジャパンシリーズ
エントラント:Adenau
マシン名:Racingline PERFORMANCE GOLF GTI TCR
ドライバー:佐藤潤