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HYDE、楽曲のインスピレーション源は『デビル メイ クライ』? コラボトレーラー制作秘話も

2019年03月09日 14:01  リアルサウンド

リアルサウンド

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 3月7日、都内某所にて『デビル メイ クライ 5』発売記念イベント「SSS Devil Night」が開催された。本イベントは『デビル メイ クライ 5』の発売前夜イベントとして開催。第一部では、開発スタッフからの最新情報やゲーム実機プレイを実施、第二部ではゲストを招いたトークが実施。本稿では第二部を取り上げていきたい。


(参考:『デビル メイ クライ5』ついに発売! プレイ前に押さえておきたい4つのポイント


 ナンバリングタイトルとしては2008年に発売された『デビル メイ クライ 4』ぶりとなる本作は、シリーズ最大の売りである”スタイリッシュアクション”を正統進化させたアクションゲームだ。攻撃を連続で当ててコンボを繋げていくと評価が上がっていく”スタイリッシュランク”は本作を象徴する特徴的なシステムだ。


 イベント第二部は、アメリカザリガニ・平井善之とプロデューサー・岡部眞輝、ディレクター・伊津野英昭に加え、本作品のテーマソング「MAD QUALIA」を歌うHYDEとダンテ役の森川智之、ネロ役の石川界人が登壇した。


 登壇して早速話題は「MAD QUALIA」のコンセプトについてとなる。HYDEはまさに『デビル メイ クライ』だと語り、楽曲を聴けば本作がイメージできるように仕上げたことを明かした。そして本楽曲だけに関わらず、実は『デビル メイ クライ』からインスピレーションを受けることが多いことを明かした。このHYDEの言葉にディレクターの伊津野は感動しており、「この発言保存します!」とコメントしていた。


 本楽曲はデモを貰った時点でほぼ確定しており、出し直しというのはあまり無いという。というのもHYDEがアニメや映画の楽曲に提供する曲は思い入れが強く、「楽曲も作品も引き立つように相乗効果が無いとダメだと考えている」とコメントし、自身が楽曲面に関しては監督するつもりで制作しており、その思いが伝わっているから気に入ってもらえていると自身の考えをコメントした。


 そんな、こだわり抜いた楽曲「MAD QUALIA」のHYDEと『デビル メイ クライ 5』のコラボトレーラーも公開。HYDEは「すごく僕の動きを研究していると思う」とコメント。映像のはめ込み具合が絶妙で「オタクがやっていると思った」とその細やかでこだわり抜かれた編集に「素晴らしい」と嬉しそうにHYDEは語った。


 そして、話題は前作はL’Arc~en~Cieとして楽曲を提供したが、なぜ今回はHYDE個人として参加したのかという理由へ。バンド編成だと、メンバー全員の意向を取り入れながら制作していくのだが、個人名義だと自分の好みで制作できるため、大好きな「デビル メイ クライ」をさらにHYDE好みに仕上げるために個人で請け負ったことを明かした。


 そして、話題は喉のケアの話に。敵にやられる度にキャラクターが叫ぶ”やられ声”を何時間も通しで収録するという過酷な一面もあり、石川も「人間、やられの叫びなんて死ぬ時だけなんで限界を超えるんです」と収録の過酷さを語った。そんな彼らの普段のケアを紹介してくれたのだが、HYDEは「テキーラを飲まない」森川は「日本酒を飲まない」というまさかの答えに。体質に合わないらしく次の日に喉が枯れたり、残ってしまうことを明かした。そして気になる石川の答えは「プロテインを飲む」という、皆飲み物に関連した3段落ちのような答えの結果となり、会場は多いに盛り上がった。


 そんな和やかなムードのままイベントは終了。本日よりダウンロード版、パッケージ版ともに発売中の『デビル メイ クライ 5』。さらにスタイリッシュに面白くなった本作をぜひプレイしてみてはいかがだろうか。


(編集部)