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ホンダ、山本雅史MS部長のF1マネージングディレクター就任を発表。「これまで以上にF1へのコミットメント強化を図る」

2019年03月09日 12:01  AUTOSPORT web

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トロロッソ・ホンダのフランツ・トスト代表(中)と山本雅史氏(左)と田辺豊治氏(右)
4月1日付けの人事異動でホンダのモータスポーツ部部長を離れることになった山本雅史部長が、ホンダF1マネージングディレクターに就任することが発表された。技術面はこれまでどおり田辺豊治テクニカルディレクターが統括し、チームやFOM(フォーミュラ・ワン・マネジメント)との交渉面を山本マネージングディレクターが受け持つ形で今季のホンダのF1活動が行われることになった。

 ホンダは「ホンダとして、これまで以上にF1へのコミットメント強化を図ることで、我々の目標である頂点に向けてさらなる前進を続けてまいります」とリリースで述べているように、昨年までのトロロッソの1チームから、今年からレッドブルが加わり2チームにパワーユニット/エンジンを供給することになり、現場スタッフの数を増やすなど体制を強化を進めていた。

 そして、1週間後に開幕する第1戦オーストラリアGPを前に、現モータースポーツ部部長の山本雅史をF1の専任職にすることを発表し、ホンダF1の参戦体制を固めることになった。山本部長はこのオフ、今シーズンの目標を「昨年のレッドブル・ルノーの4勝を越える5勝を挙げること」と話しており、当然、その先はタイトル獲得を目指すことになる。

 背水の陣で臨む今シーズンのホンダF1、コース外の体制は整えられた。いよいよ1週間後、その真価が問われる戦いが始まる。