休日は仕事のことなんか一切考えず、のんびりしていたいもの。一昔前には休日に外出してぷらぷらしていれば、仕事のことは大概忘れることはできた。
しかし今は誰もがスマホを持ち歩いている。せっかくの休日も、どこにいようと職場からの連絡が入ってくるという状況は随分当たり前になってしまった。そうした意味では、仕事とプライベートの区別は、随分と曖昧になってしまったものだと感じる。(文:松本ミゾレ)
せっかくの休日なのに、上司から不在着信連発…休みが休みと感じられない!
先週の土曜日、匿名掲示板5ちゃんねるに「【悲報】上司から不在着信8件」というスレッドが立っていた。スレ主曰く「休日やぞ」とのことだが、まさにその通りである。最初の着信は午前9時。断続的に上司からの電話は続き、とうとう不在着信は8件になっていたそうだ。
こういうことがあったらもう、その休日にはケチがついたようなもの。全く嬉しくも楽しくもないし、ストレスがたまってしまうだけの1日になってしまう。
結局この連発する上司からの着信は、取引先からのスレ主の仕事に対してのクレームだったという。しかし、僕は思うんだけど、それを伝えるのって翌出勤日じゃダメなんだろうか。
上司も腹に据えかねるものがあったのかもしれないが、上司なんだから代わりに謝罪はしたはずだ。だとしたら、次にスレ主が出勤したときに厳しく言えばいいのに。なんだかしょうもない上司に思えてならない。
気軽に休みの人に電話し過ぎ しかも大抵どうでもいい内容
とかくこういう話は枚挙に暇がないが、スレッドにはこの件に関して同情めいた書き込みをしている人も少なくない。
「でも休日の電話とかろくでもない電話しかかかってきた事ないから出たくない気持ちは分かる」
「休日に電話とかふざけすぎやろ」
「あんま気にしたらあかんぞ、いかに責任感持たんかが大事や」
休日なのにガンガン電話をかけてくる職場が非常に多い。僕も経験があるが、まぁ~下らない理由で電話してくる上司が多かったこと多かったこと。
あるとき休みを控えていたのでアルバイトの子たちと一緒に飲みに出かけていたら、翌日になって直属の上司でもないヤツからの着信。電話に出たら「昨日バイトさんたちと飲んでたんだって? 社風に影響するから、今後は控えるように」とか言われた記憶がある。
流石に「わざわざ休みを満喫してるヤツに言う必要ありますか? 明日じゃダメすか?」と反論したものだが、ほどなくして僕はクビを言い渡されてしまった。
仕事に関しての報告・連絡・相談は大事だ。だけどその鉄則が適用されるのは、労働者が労働をしているときに限られることぐらい、誰でも分かるはずである。公私の区別をつけられない困った上司がいて、誰もそれを咎めないような会社など、先が知れている。