3月8日、鈴鹿サーキットで合計20台が参加しているホンダ主催のスーパーGTメーカーテストの2日目午前の走行3回目が行われ、カルソニックIMPUL GT-Rが1分44秒928というタイムをマーク。走行1回目に続き首位で終えた。2番手にはau TOM'S LC500、3番手にはARTA NSX-GTが続いた。GT300クラスはHOPPY 86 MCがトップタイムをマークした。
GT500クラスが13台、GT300クラスが7台と、合計20台が参加して鈴鹿サーキットで行われているスーパーGTのメーカーテスト。初日の夜から鈴鹿には雨が降ったため、ところどころに水は残っているものの、晴天に恵まれ3月8日の走行2日目はドライで迎えた。モースポフェス2019から「1週間ずっと鈴鹿にいる」というドライバーやスタッフも多く、彼らにとっても待望の最終日となる。
この日は9時30分からのコースオープンにあわせて、前日クラッシュに見舞われてしまったaprの31号車TOYOTA GR SPORTS PRIUS PHV apr GTをのぞく19台がコースインし周回を重ねていく。晴れてはいるものの雲も多く、冷え込みのなかでの走行となった。
走行3回目はマシンがダメージを負うようなクラッシュは起きなかったものの、11時09分、WAKO'S 4CR LC500が逆バンクイン側でコース上でストップしこのセッション最初の赤旗が提示される。トラブルだったようで外装にダメージはなく、牽引でピットに戻された。さらに11時35分にはModulo Epson NSX-GTがS字のふたつめでコースアウト。グラベルにストップしたため、二度目の赤旗提示となった。
二度の赤旗があったことから、このセッションも走行時間は10分間延長されることになったが、残り2分というところで、DENSO KOBELCO SARD LC500が1コーナーでスポンジバリアに真横からクラッシュし、3回目の赤旗提示。そのまま走行3回目は終了となった。
GT500クラスでは、前日佐々木大樹が「1分44秒台も見えている」と語っていたとおり、カルソニックIMPUL GT-Rがついに走行2日目に1分44秒928までタイムを縮める。これに続いたのがau TOM'S LC500で、中盤に1分44秒995をマーク。この2台だけが1分44秒台に突入した。
最終的に走行3回目のトップはカルソニックIMPUL GT-Rで、2番手にau TOM'S LC500という結果に。3番手にはARTA NSX-GTがつけ、3メーカーのマシンがトップ3を分け合った。4番手にはKeePer TOM'S LC500、5番手にはZENT CERUMO LC500がつけている。
GT300クラスは、走行2回目に続きHOPPY 86 MCが1分55秒760というトップタイムをマーク。グッドスマイル 初音ミク AMGが2番手、K-tunes RC F GT3が3番手という結果となった。