トップへ

カンヌ国際映画祭記者会見でのやりとりも J・L・ゴダール監督最新作『イメージの本』予告編

2019年03月07日 17:01  リアルサウンド

リアルサウンド

写真

 ジャン=リュック・ゴダール監督最新作『イメージの本』の公開日が4月20日に決まり、あわせて日本版予告編が公開された。


参考:動画はこちらから


 本作は、本日12⽉3⽇に88歳の誕⽣⽇を迎えたゴダール監督の最新作。「私たちに未来を語るのは“アーカイブ”である」と語るゴダール監督が、新撮シーンにこれまでの絵画(TABLEAUX)、映画(FILMS)、テキスト(TEXTES)、⾳楽(MUSIQUE)を巧みにコラージュし、現代の暴⼒、戦争、不和の世界に対する彼の怒りをのせて、この世界が向かおうとする未来を指し⽰す5章からなる物語。


 本作では、ゴダール監督本⼈がナレーションも担当。今年5⽉に開催された第71回カンヌ国際映画祭では、映画祭史上初めて、最⾼賞であるパルムドールを超越する賞として特別に設けられたスペシャル・パルムドールを受賞した。前作『さらば、愛の⾔葉よ』で、新感覚の3D技法を用いたゴダールが、今作では、枯渇することのないイメージと⾳を多⽤し、観客の想像⼒を縦横無尽に刺激する84分間のアート体験を観客に提供する。


 公開された日本版予告編では、第71回カンヌ国際映画祭での貴重な記者会見でのやりとりも挿入されている。「私たちに未来を語るのは“アーカイヴ”である」というゴダール監督の言葉の通り、過去人類がたどってきた“アーカイヴ”の断片と新たに撮り下ろされた子供たちや海辺のシーンなどがコラージュされている。 (リアルサウンド編集部)