今夏公開の映画『いちごの唄』の全キャストが発表された。
岡田惠和と峯田和伸(銀杏BOYZ)による同名小説と同時に企画が進行した菅原伸太郎監督の映画『いちごの唄』は、銀杏BOYZの楽曲“漂流教室”“ぽあだむ”などをイメージソースとした青春ラブストーリー。亡くなった親友・伸二と、1年に1度しか会えない「あーちゃん」を想い日々を暮らす主人公・笹沢コウタ役を古舘佑太郎(2)、1年に1度だけ会う約束をする「あーちゃん」こと天野千日役を石橋静河が演じる。
出演が発表されたのは、宮本信子、和久井映見、光石研、清原果耶、岸井ゆきの、蒔田彩珠、大西利空、小林喜日、泉澤祐希、恒松祐里、しゅはまはるみ、山崎光ら。
宮本は伸二が住んでいた孤児院の園長役、和久井と光石はコウタの両親役、清原は中学生時代のあーちゃん役、岸井はコウタのアパートの隣室に住むパンク好きのアケミ役、蒔田はコウタがボランティア先で出会う女子役、大西は中学生時代のコウタ役、小林は伸二役、泉澤はコウタの弟・シゲ役、恒松はシゲの恋人・かずみ役、しゅはまはるみはコウタの職場の先輩・涼子役、山崎は子供時代のシゲ役をそれぞれ演じる。
宮本は「私が演じた孤児院の園長先生は、長い間ひとりでこの場所を守ってきた人です。その厳しさ、優しさの両方を表現できたら良いなと考えてとてもとても大切に、セリフを言わせて頂きました」、清原は「コウタとあーちゃんの切ない歩幅と、この作品の甘酸っぱい香りを胸いっぱいに感じて頂けたらいいなと思います」、岸井は「コウタが再会した初恋は、爽やかに進んでいるようでいて、少し居心地がわるくて、もどかしくて。いつも笑っているけど、どこか不安そうなコウタを応援したくなりました」とそれぞれコメント。
また蒔田は「10代の時に感じる、嬉しさや、苦しさ、ドキドキする感情は、大人になると楽しめなくなるものだと思っていたけど、この作品を観て、大人だからこそ大切にできる青春があるんだなと知りました」、恒松は「私が演じたかずみは主人公の弟シゲと付き合っている明るくて優しい女の子です。主人公のコウタを始めこの家族はみんな太陽のように明るい人達で、私は彼女という血は繋がっていない立場ではありましたが、この家族の一員として馴染める性格とは何かを考えてお芝居しました」と述べている。
■宮本信子のコメント
脚本を読ませていただき、岡田惠和さんと峯田和伸さんのお二人が生んだこの物語にぜひ参加したいと思いました。
とても静かな映画で、少し心が痛くなるような、でも最後には爽やかな気持ちになれる作品です。
私が演じた孤児院の園長先生は、長い間ひとりでこの場所を守ってきた人です。その厳しさ、優しさの両方を表現できたら良いなと考えてとてもとても大切に、セリフを言わせて頂きました。
■清原果耶のコメント
大人のあーちゃんに繋ぐパズルピースを丁寧に集めなくちゃ、と模索していた日々を思い出します。今まで通り過ぎてきた日々のあれこれが全部ひっくるめて青春なんだ。と。すがる思いで抱きしめてきた純愛も打ちひしがれるほどの後悔も過去があるから今がある。
コウタとあーちゃんの切ない歩幅と、この作品の甘酸っぱい香りを胸いっぱいに感じて頂けたらいいなと思います。
■岸井ゆきののコメント
コウタが再会した初恋は、爽やかに進んでいるようでいて、少し居心地がわるくて、もどかしくて。いつも笑っているけど、どこか不安そうなコウタを応援したくなりました。私が演じたアケミは彼の人生に勝手に入り込んで、勝手に通り過ぎていきます。
事情があって、アケミはコウタの名前を一度も呼ばないけれど、名前をちゃんと知らなくても、人は出会って別れることができるんだなぁ。
公開が楽しみです。ぜひ劇場でご覧下さい。
■蒔田彩珠のコメント
私はこの作品を観て、「青春に年齢は関係ないんだな」と思いました。
10代の時に感じる、嬉しさや、苦しさ、ドキドキする感情は、大人になると楽しめなくなるものだと思っていたけど、この作品を観て、大人だからこそ大切にできる青春があるんだなと知りました。
この作品をご覧になった方が、自分がかつて過ごした青春を思い出して、懐かしく思えたらいいなと思います。
■恒松祐里のコメント
本作の台本を読んだ時に、「良い人しかいない!何て優しいお話なんだ」と思いました!私が演じたかずみは主人公の弟シゲと付き合っている明るくて優しい女の子です。主人公のコウタを始めこの家族はみんな太陽のように明るい人達で、私は彼女という血は繋がっていない立場ではありましたが、この家族の一員として馴染める性格とは何かを考えてお芝居しました。短い撮影期間でしたが、菅原監督とまたご一緒させて頂き、先輩俳優の皆さんに混じってお芝居をする事はとても刺激的でした。沢山の愛と優しさに包まれたお話です。
是非、愛おしいキャラクター達に出会いに来て下さい。公開をお楽しみに!