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30~40代男性の半数が"フラリーマン" 帰宅前に立ち寄るのは「コンビニ」「本屋」「居酒屋・バー」

2019年03月07日 07:00  キャリコネニュース

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SMBCコンシューマーファイナンスは3月6日、「30~40代の金銭感覚についての意識調査2019」の結果を発表した。調査は今年1月に実施し、30~40代の男女1000人から回答を得た。

毎月自由に使えるお金を聞くと、全体平均額は3万532円。昨年平均額の3万272円から微増した。年代別に見ると、20代3万2224円(別調査)、30代3万786円、40代3万278円と、20代が最も高く、年代が上がるにつれて少なくなる傾向がみられた。

女性フラリーマンは4割 1か月あたりの立ち寄り使用額は1万1460円

30~40代に貯蓄額を聞くと、最も多いのは「1万円~50万円以下」(24.6%)。「貯蓄ができていない」(23.1%)にも回答が集まり、100万円以下までの合計は60.5%となった。一方、「500万円~1000万円以下」(8%)や「1000万円超」(9.8%)の回答もそれぞれ1割程度みられ、貯蓄額の調整平均は195万円となった。

昨年調査結果と比較すると、「貯蓄ができていない(0万円)」は6.0ポイント増加。また、30代の貯蓄額の調整平均は194万円(前年度比4万円減)と大きな変化はみられなかったが、40代は前年316万円から196万円と、120万円の減少となった。

働き方改革の推進で、長時間労働の是正や残業時間の短縮に取り組む企業が増えている中、有職者(772人)に退社後の行動を聞いた。「仕事が終わっても、まっすぐ帰宅はせず、ブラブラ寄り道をしながら帰ることがあるか」が49.7%。男性(54.1%、女性:43.7%)の半数以上が帰宅前にフラッと寄り道してしまう"フラリーマン"であることがわかった。

フラリーマン経験のある男性242人に、寄り道でひと月に使っている金額を聞くと「1~2万円」(16.9%)、「5000~1万円」(16.5%)に回答が集まった。平均額は1万1460円。終業後の立ち寄り先は「コンビニ」(59.9%)、「本屋」(31.8%)、「居酒屋・バー」(19.4%)が上位3つとなった。

女性の8割「家事・育児が自分に過度に集中している」

「結婚しよう」と思える世帯年収額を聞くと、「400万円」が37%、「500万円」が56.7%となった。出産・子育てについては「500万円」が44.7%、「600万円」が56.2%となった。

厚労省の調査では1世帯あたりの所得金額中央値が442万円。400万円で結婚しようと思える割合を昨年と比べると、20代男性(36%)で7.4ポイント、40代男性(38%)で10.8ポイントの上昇が見られた。

また配偶者がいる496人に、「家事・育児の負担」について聞いた。「自分に過度に集中している」と回答した人は53.4%。男女別にみると、女性(76%)が男性(21.4%)を50ポイント以上上回った。

家事負担が自分に集中していると回答した妻221人に、家事の負担を軽くするためにお弁当・お惣菜、家事代行サービス、一時保育などに出費している人は66.1%。また、ひと月あたりの金額は、平均額は6441円となった。