映画『麻雀放浪記2020』のサウンドトラックが3月29日に配信リリース。4月13日にアナログ盤が発売される。
4月5日から公開される同作は、戦後復興期のドヤ街を舞台に、賭博麻雀を題材にした阿佐田哲也の小説『麻雀放浪記』が原案。東京オリンピックが中止になり、失業者と老人が溢れる2020年を舞台に、1945年からやってきた主人公・坊や哲らの麻雀での死闘を描く。坊や哲役に斎藤工がキャスティング。監督は白石和彌が務めた。
劇伴は、劇場版アニメ『映画 聲の形』『リズと青い鳥』などを手掛けた牛尾憲輔(agraph)が担当。「RECORD STORE DAY 2019」の限定盤としてリリースされるアナログ盤には全20曲が収められる。映画公開に先駆けて「完全版」として配信されるデジタル版には、アナログ盤未収録の楽曲を加えた全42曲を収録。
■牛尾憲輔(agraph)のコメント
このサントラは哲と共に戦い、破れ、そして立ち向かった記録であり、文字通り昭和と未来を股にかけた男の記録です。巨大な物語に音楽をつける長い旅がようやく結実しました。是非楽しんで頂けますよう祈っております。
■白石和彌監督のコメント
『麻雀放浪記2020』のサントラがLP盤になると聞き、これ以上ない喜びです。この物語に曲をつける作業という無理難題はまさしく時空をデジタルとアナログの間を彷徨う終わりのない放浪の旅だったと思います。そのおかげもあって、『麻雀放浪記2020』は近年の日本映画にないスペクタクルを獲得した映画になってくれました。
牛尾さんの魂の苦しみと叫びを是非とも聞いて下さい。