元F1ドライバーのヨス・フェルスタッペンは、息子のマックス・フェルスタッペンが2018年シーズンの序盤に苦戦していた原因について、マックス自身の認識と関係なく、外野の人たちが誤った考えを持っていただけだと考えている。
2018年シーズンの序盤、マックスは立て続けにらしくない走りを見せた。多くの人々が、彼には失敗から学ぼうという意志がないのではないかと考えたほどだ。
最終的には持ち直すことができたマックスだが、父親のヨスは2018年の展開についてまったく異なる見解を持っている。
自身もF1ドライバーだったヨスは、息子の公式ウェブサイト上でのインタビューに答えて「私はあらゆることをマックスと話し合う。彼が苦しんでいる時期であってもだ」と語った。
「彼に悪い部分はなかったと思う。外野の人たちが何もないところから問題を作り出したというのが本当のところだ」
「モナコGPの後は会話でも落ち込んでいたかもしれないが、その後の立ち直り方や、2019年シーズンの開幕準備を見る限り、彼は完璧な作業をしている」
実際、マックスは繰り返し反省していたようだ。さらにレッドブルのモータースポーツコンサルタントであるヘルムート・マルコからも激励を受け、シーズン後半戦では彼本来の実力が出せるようになった。
「彼は本当に強かった。だがそれは常にリスクを取ってきたからこそ得られた成果だ」とヨス。
「リスクを取ろうとすれば、何が起きてもおかしくはない。だからこそ、グリッド最前列からスタートできる方が楽なのだ。リスクを取らずにすむのだから」
「だが彼は本当に良くやった。それにオーバーテイクについて言えば、マックスが一番上手だ」
2019年シーズンも、表立ってではないものの、ヨスは断固たる支援を続けるつもりのようだ。
「これまでと変わらない。私が常に彼の横にいて何をすべきかを伝える必要はない。どうすべきかは私よりも彼の方が良く分かっている」
「もっと小さなことだ。何をすべきかを伝えるのではなく、私が見たことを話す。彼にとってはそれで十分すぎるくらいだろう」