全日本F3選手権合同テスト：2日間のテストは宮田莉朋が最速。フェネストラズが2番手に

全日本F3選手権の合同テストは3月6日、三重県の鈴鹿サーキットで2日目のセッション2／3が行われ、宮田莉朋（カローラ中京 Kuo TOM'S F317）がセッション2で1分50秒773でトップタイムをマーク。3セッションの総合でもトップとなった。

　3月5日のスーパーフォーミュラのテスト2日目の合間にセッション1がスタートした全日本F3選手権の合同テスト。3月6日は2日目となったが、この日は曇天となり、9時から2時間のセッション2がスタートした。

　上位陣は1分51秒台から少しずつタイムが上がっていくが、中盤にはサッシャ・フェネストラズ（B-Max Racing with motopark F3）が1分50秒台へ。各チームともメニューをこなしながら終盤にニュータイヤを投入しアタックを展開していく。

　そんななか、宮田が1分50秒773をマークし、セッション2の首位に。フェネストラズが2番手、シャルル・ミレッシ（YTB by Carlin）が3番手につけた。4番手には河野駿佑（RS FINE）、5番手には小高一斗（カローラ中京 Kuo TOM'S F317）が続いた。

　15時からスタートしたセッション3は雲がさらに多くなったが、ドライのままスタート。ただコンディションがやや悪くなっており、各チームロングラン等をこなしながらラップを重ねていく。

　そんななか、「限界を見定めるためにプッシュしていた」というフェネストラズが開始から1時間25分というところで、デグナーでコースアウトを喫してしまう。このため赤旗中断となったが、その直後から鈴鹿には雨が降り出してしまった。

　ウエットとなったため、その後はタイムが伸びないままチェッカーに。コンディションもあり早めにニュータイヤを入れていた宮田の1分51秒661がセッション3のベストタイムとなった。「午後はコンディションが難しかったですね」という宮田だが、3セッションすべてでのトップタイムに「悪くない」感触を得たようだ。

全日本F3選手権　鈴鹿合同テストセッション2結果
1　36　宮田莉朋／カローラ中京 Kuo TEAM TOM’S）　　　　　　　 1'50.773
2　11　サッシャ・フェネストラズ／B-Max Racing with motopark　 1'50.815
3　7　 シャルル・ミレッシ／OIRC team YTB　　　　　　　　　　 1'51.399
4　35　河野駿佑／RS FINE　　　　　　　　　　　　　　　　　　 1'51.478
5　37　小高一斗／カローラ中京 Kuo TEAM TOM’S　　　　　　　　 1'51.546
6　8　 片山義章／OIRC team YTB　　　　　　　　　　　　　　　 1'51.712
7　2　 大湯都史樹／TODA RACING　　　　　　　　　　　　　　　 1'52.221
8　12　エナム・アーメド／THREEBOND RACING　　　　　　　　　　 1'52.297
9　28　山口大陸／TAIROKU RACING　　　　　　　　　　　　　　　 1'52.784
10 13　三浦愛／THREEBOND RACING　　　　　　　　　　　　　　　 1'53.089
11 30　DRAGON／B-Max Racing with motopark　　　　　　　　　　 1'53.985

全日本F3選手権　鈴鹿合同テストセッション3結果
1　36　宮田莉朋／カローラ中京 Kuo TEAM TOM’S）　　　　　　　 1'51.661
2　7　 シャルル・ミレッシ／OIRC team YTB　　　　　　　　　　 1'52.153
3　8　 片山義章／OIRC team YTB　　　　　　　　　　　　　　　 1'52.175
4　37　小高一斗／カローラ中京 Kuo TEAM TOM’S　　　　　　　　 1'52.268
5　35　河野駿佑／RS FINE　　　　　　　　　　　　　　　　　　 1'52.467
6　11　サッシャ・フェネストラズ／B-Max Racing with motopark　 1'52.682
7　12　エナム・アーメド／THREEBOND RACING　　　　　　　　　　 1'52.750
8　2　 大湯都史樹／TODA RACING　　　　　　　　　　　　　　　 1'53.029
9　28　山口大陸／TAIROKU RACING　　　　　　　　　　　　　　　 1'53.234
10 30　DRAGON／B-Max Racing with motopark　　　　　　　　　　 1'54.216
11 13　三浦愛／THREEBOND RACING　　　　　　　　　　　　　　　 1'54.399