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『劇場版デジモンアドベンチャー(仮題)』2020年初春公開決定 特報&ティザービジュアルも

2019年03月06日 07:02  リアルサウンド

リアルサウンド

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 アニメ『デジモンアドベンチャー』シリーズの劇場版最新作『劇場版デジモンアドベンチャー(仮題)』が2020年初春に公開されることが決定し、あわせて特報映像とティザービジュアルも公開された。


参考:『デジモンアドベンチャー tri.」キャラクターデザイン・宇木敦哉が担当したデジモン×初音ミクイラスト


 『デジモンアドベンチャー』は、1997年6月に発売され、累計販売数800万個以上の大ヒットを記録した携帯ゲーム『デジタルモンスター』を発祥としたアニメーションシリーズ。1999年3月6日に劇場版第1作『デジモンアドベンチャー』が公開され、翌日3月7日にTVシリーズ『デジモンアドベンチャー』の放送がスタートした。ストーリーは、8人の“選ばれし子どもたち”がデジタルワールドという不思議な世界で、それぞれの分身的存在であるパートナーデジモンと出会い、大冒険しながら絆を深めていくというもの。


 2000年に続編となるTVシリーズ『デジモンアドベンチャー02』へと続き、以後『デジモンテイマーズ』(2001~2002年)、『デジモンフロンティア』(2002~2003年)、『デジモンセイバーズ』(2006~2007年)、『デジモンクロスウォーズ』(2010~2012年)と展開されてきた。そして、2015年から2018年にかけ全6章に渡り『デジモンアドベンチャー』の続編となる『デジモンアドベンチャー tri.』シリーズが、期間限定劇場上映、Blu-ray発売、有料配信同時で展開された。


 今回の『劇場版デジモンアドベンチャー(仮題)』は、昨年7月に行われたファンイベント『デジモン感謝祭2018』で制作が発表され、年末の『ジャンプフェスタ2019』では『デジモンアドベンチャー』の“選ばれし子どもたち”8人が大人になった姿のキャラクターデザインが公開された。また、八神太一役の花江夏樹、アグモン役の坂本千夏など、ボイスキャストとして『デジモンアドベンチャー tri.』シリーズの声優が続投することも決定している。


 公開されたティザービジュアルは、キャラクターデザインの中鶴勝祥が、本作のある1シーンをイメージして描き下ろしたもので、主人公の八神太一とパートナーデジモンのアグモンが手をつなぐ姿が描かれている。


 また特報映像では、TVアニメ『デジモンアドベンチャー』で描かれた、それぞれのキャラクターたちのひと夏の映像が、大人になった太一のモノローグとともに映し出されていく。そして本作のプロデューサーである木下陽介(東映アニメーション)が「これまでの20年間でデジモンと出会った人へ」と語るとおり、「デジモンと共に歩んだ、全ての『子どもたち』へ」というコピーが添えられる。アグモンの「ねぇ太一、明日は何するの?」という一言は、いったい何を意味するのか、さらなる続報が期待される映像となっている。


 20周年の本格スタートと位置づけされる3月6日にリニューアルオープンしたオフィシャルサイトでは、前述の『ジャンプフェスタ2019』で公開されたキャラクターデザインのほか、『デジモン』シリーズ初代プロデューサーの関弘美(東映アニメーション)、木下プロデューサーのコメントも公開されている。


 さらに、シリーズ20周年企画として、謎解きアトラクションが楽しめる『なぞともカフェ』とのコラボレーション第2弾の開催や、バーチャル・シンガー『初音ミク』とのコラボレーション企画が決定。20周年及び映画公開に向け、『デジモンアドベンチャー』シリーズが大きく盛り上がる1年が始まることを予感させる。


 なお、『デジモンアドベンチャー』と『初音ミク』コラボレーションビジュアルのイラストは、『デジモンアドベンチャー tri.』でキャラクターデザインを務めた宇木敦哉が担当した。


 昨年開催された第1弾に続き、本格的な謎解きアトラクションが楽しめる『なぞともカフェ』とのコラボレーションの第2弾では、第1弾のピノッキモンに続いて、テレビアニメのラスボス・アポカリモンが、主人公・太一をはじめ8人の選ばれし子どもたちの前に立ちはだかる。世界滅亡の危機に真っ向から立ち向かう子どもたちを助けるため、最大4名で専用ルームに入り、制限時間765秒以内にミッションクリアを目指す。


・木下陽介プロデューサー コメント
20周年という節目に、どんなデジモンを? これは難題だなあ、と思いました。
ただ1つ、最初に決めたことは、「劇場版」をやろうということでした。その時は、単純に作画だとか映像クオリティ面を意識した言葉でしたが、「劇場版」とは?を解いていくと、一本のフィルムに濃縮されたエンターテインメント性だったり、色々な意味合いがあり、今も迷ったときに何をすべきか? 自然と立ち返る大きな柱になっています。 何を言いたいかというと、90分程度の時間、観ている人をスクリーンに釘付けにさせて、あー、面白かった!って帰ってもらいたい。我々はそこを目指して走っています。
これまでの20年間でデジモンと出会った人へ。 そして、はじめてデジモンと出会う人にも。
絆の物語を届けます。


・『デジモンアドベンチャー tri.」キャラクターデザイン・宇木敦哉
『デジモンアドベンチャー』20周年おめでとうございます!
今回のイラストは『tri.』の一番最初のキービジュアル(子どもたちが空に浮かんでいる)のイメージで、初音ミクとアグモンがいるというオーダーでした。そこに太一のゴーグルと、デジモンたちとの絆の象徴であるデジヴァイスを加えて、さらには、名曲「Butter-Fly」
を想起させるように、蝶が舞っていたりします。
蝶の羽の柄がほんのりデジモンチックになってるのがポイントです。 (リアルサウンド編集部)