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モーターカルチャー由来の『ノイインテレッセ』壮行会開催。篠塚建次郎、2020年もアフリカへ

2019年03月05日 23:01  AUTOSPORT web

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ノイインテレッセの壮行会に登場したドライバー/ライダーたち
3月5日、東京都内にあるホテルでレザーアイテムブランド『ノイインテレッセ』の壮行会が行われ、横溝直輝や松井孝允などサポートドライバーたちが出席。2019年シーズンへの意気込みを語った。

 ノイインテレッセは“モーターカルチャーとファッションの融合”をテーマに、高い耐久性が求められる自動車内装用の革素材を活かしたカバンや財布といったアイテムを展開しているブランドだ。

 内装用素材由来の高い耐久性と、カーボンパターンなどを配したスタイリッシュなデザインをあわせ持つノイインテレッセは、日本だけでなくアジア圏でも注目を集めており、ファッション業界紙『繊研新聞』の百貨店バイヤーズ賞を受賞したこともある。

 ノイインテレッセはモーターカルチャーを由来とするブランドということもあり、多くのレーシングドライバー/ライダーをサポートするとともに、コラボレーションモデルも展開しているほか、例年シーズン開幕前にはサポートする選手の活躍を願って壮行会を開催している。

 2019年の壮行会には、スーパーGT GT300クラスに参戦する横溝、松井や、ブランパンGTワールドチャレンジ・アジアを戦う坂本祐也のほか、松田秀士、篠塚建次郎、BSBブリティッシュ・スーパースポーツ・チャンピオンシップなどを戦う二輪ライダーの山口辰也が出席。また、日程の関係で出席できなかった伊藤大輔、MAX織戸こと、織戸学もビデオレターでコメントを寄せた。

 会の冒頭では、ノイインテレッセを展開するモルフォの小澤廣幸社長が挨拶。「総勢230名を超える大変多くのみなさまにお集まりいただきました。改めて御礼申し上げます。本当にありがとうございます」と述べた。

「いよいよ4月より、スーパーGTをはじめとする各レースがスタートいたします。“チームノイインテレッセ”の選手たちも、GTをはじめ多くのレースに参戦いたします。みなさんとともに戦っていき、1回でも多く表彰台に上がっていただき、ノイインテレッセの認知度を上げていただければと思います」

「とは言っても、過酷なモータースポーツを戦っていくには、事故なく無事で戦い続けないといけません。今日も亀戸天神におきまして、1年の安全を願いご祈祷を受けてまいりました」

「ノイインテレッセというブランドは、まだまだ成長してまいります。レーサーと同じように、日本はもとより、今後はアジアにも進出していきたいと思っております」

 2019年はGT300のほか、ブランパンGTワールドチャレンジ・アジアを戦う横溝は「小澤社長から“アジア戦略に向けて、横溝は要だ”と言われていますので、今年は日本、アジア、そしてヨーロッパで最後まで諦めず、優勝を目指してがんばります」と意気込みとコメント。

 この2019年から“チームノイインテレッセ”に加わった松井は「今年はスーパーGTを先輩方と一緒に戦いますけど、チームノイインテレッセで切磋琢磨しながら勝っていければと思います。そのほかニュルブルクリンクの24時間レースや織戸選手も出場する86/BRZレースにも出場します。こちらでも先輩と切磋琢磨しながら、負けないようにがんばります」と語った。

■71歳迎える篠塚、2020年も現役続行。アフリカ・エコレース継続参戦



 壮行会では、2019年の活動に関してサプライズ発表も行われた。今年はイギリスを主戦場とする二輪ライダーの山口は「当初の予定ではブリテッシュ・スーパーバイク選手権のスーパースポーツ(サポートレースのディッキーズ・ブリティッシュ・スーパースポーツ・チャンピオンシップ)、開幕2戦のみの予定でしたが、イギリスでのスポンサーが見つかり、スーパーストック1000も戦えることになりました」と笑顔で報告した。

「つい先ほど連絡をもらったばかりで、(両シリーズ参戦で)1カ月に出るレースが10レースになってしまうので、準備はしてきましたが身体が持つのかわからない部分もあります。ただ、せっかくのチャンスなので全力でがんばってきます」

2019年1月に行われたアフリカ・エコレースに出場し、市販車部門2位を獲得した篠塚は「ドライバーとして悔しい2位を取ってしまった。(アフリカから)帰る機内で2020年のアフリカ・エコレースにも出ることを決めました」と明かし、会場を驚かせた。

「クルマは今年使ったもの(いすゞD-MAX)を直して走ろうかと思っています。今回、市販車クラスの2位でした。勝負する人間として獲ってはいけない2位を獲ってしまいました。来年はクラス優勝をしたいなと思っています」

「また、(自身が支援した)ダカールの学校が塩害で傷んでしまって、新しい校舎を建築中です。その新校舎が来年1月に完成すること、来年日本とセネガルの国交が成立して60周年という記念すべき年ということで、(現地の)子どもたちに文房具などを寄付できればと思って出場を決めました」

 篠塚を激励するべく、会場には希望の党代表である松沢成文参議院議員も駆けつけ、エールを送った。

 この日はサプライズゲストとして民間宇宙飛行士の山崎大地さんが登場したほか、スペシャルゲストとして、ヴァイオリニストのSONGさん、シンガーソングライターの初芝崇史さんも登場して、スペシャルパフォーマンスを披露。出席した選手たちも生演奏を楽しみながら、百貨店や服飾業界の出席者と交流を図っていた。