2019年末に開幕する第6シーズンからABBフォーミュラE選手権に参戦するメルセデスは、シリーズに投入する『メルセデスベンツEQ シルバーアロー01』を3月7日に開幕するジュネーブモーターショーで世界初公開する。
市販車で急速に進んでいる電動化の波を受け、メルセデスは電動フォーミュラで争われるフォーミュラEへの参戦を決定。2019/20年シーズンからメルセデスEQ フォーミュラEチームとして参戦する。
これにより、メルセデスはフォーミュラEとF1の両選手権へ参戦する唯一の自動車メーカーとなる。
第89回ジュネーブショーで初公開されるメルセデスのフォーミュラEマシンは、“ティザー”カラーリングをまとって登場。先行公開されたイメージ画像ではブラックをベースに2019年のF1マシン同様、車体後部にスリーポインテッド・スターが散りばめられたデザインとなっている。
またマシンのサイドにひかれたブルーのラインは同社が展開する電気自動車ブランド『EQ』のシンボルであると同時に、F1でスポンサードを受けるペトロナスもイメージしたものとのこと。
「フォーミュラE参戦へのカウントダウンが始まった」と語るのはメルセデスベンツ・モータースポーツを取りまとめるトト・ウォルフ。
「我々はシリーズ参戦に向けて、水面下で作業を続けてきた。しかし、今回こうやってマシンを披露するということは、プロジェクトが第2段階に突入したことを意味するんだ」
「フォーミュラEは、我々にとってはまったく新しい戦いの場だ。ただ、我々の優れたパワーユニットが持つパフォーマンスを披露することを楽しみにしてるし、EQブランドへの支持を加速させることもできるだろう」