アウディはV10エンジンの10周年を記念したモデル『Audi R8 V10 Decennium(アウディR8 V10ディセニアム)』を発表。世界222台限定のリミテッドエディションとして発売する。
2009年初めに登場したアウディR8に搭載された自然吸気V10エンジン。以降、アウディがモータースポーツで培ってきた技術による改良を受けながら、歴代のアウディR8に搭載されてきた。
そんなV10エンジン登場10周年を記念して登場する限定車は、ラテン語で10年を意味するディセニアムを冠した1台。クーペタイプのアウディR8をベースに、専用ボディカラー“デイトナグレイ マットエフェクト”やマットブロンズ仕上げの20インチホイール、グロスカーボンファイバー製のサイドブレード、ドアミラーハウジングなどを採用している。
インテリアもブラックを基調に仕上げられ、グロスカーボンファイバー製のインレイがハイライトとして使われている。ステアリングやドアアームレストなどにあしらわれたステッチも印象的だ。
センターコンソールやドアには、Decenniumロゴもあしらわれる。また、ドアに設置されたプロジェクターライトは開放時、ディセニアムのロゴとシリアルナンバーを地面に投影するといった演出も施される。
搭載するエンジンは5.2リッターのFSI自然吸気エンジンで最高出力は620馬力。最高速度は時速331キロ、停止状態から時速100キロまでは3.1秒で到達するパフォーマンスを持つ。
アウディR8 V10ディセニアムは2019年春、新型アウディR8と同時に発売予定で価格は22万2000ユーロ(日本円で約2816万5182円)とアナウンスされている。なお日本市場への導入時期や台数、諸元については未定という。