モビリティランドは3月2日、モースポフェス2019のなかで、携帯電話等の無線通信サービスを提供するNTTドコモ(以下、ドコモ)と『新たなモータースポーツの観戦スタイルとレースの創造』に関する連携協定を締結したと発表した。この協定により、鈴鹿サーキットはドコモとともに情報通信技術を活用した実証実験やサービス構築を検討・実施していくという。
鈴鹿サーキットと連携協定を締結したドコモは、高速大容量・低遅延・多数端末接続を特長とする次世代ネットワーク5Gのサービス開始に向け、さまざまなパートナーと実証実験を進めている。
モースポフェス2019では、コース全体のマルチ映像をリアルタイムに配信できる映像情報配信システムを導入し、5Gを経由して各種デバイスへリアルタイムに映像を送受信させる実証実験を開始した。
その他の協定の取り組みについては、8月開催の『BHオークションSMBC鈴鹿10時間耐久レース』で実証実験や5Gを活用した新競技の開催を検討していると発表された。鈴鹿10時間の実証実験内容については、現在検討しているとのことだ。
また、2019年7月に鈴鹿サーキットの最終コーナー付近に登場予定の新観戦エリア『コースビューテラス』では、5Gを利用して主要コーナーのカメラ映像とビジョン映像、タイミングモニターのリアルタイム配信が予定されている。