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ジョニー・デップ、元妻アンバー・ハードに名誉毀損で約56億円要求

2019年03月03日 13:02  Techinsight Japan

Techinsight Japan

泥沼離婚騒動に終わりの見えないジョニー・デップとアンバー・ハード
2016年5月から始まった俳優ジョニー・デップと女優アンバー・ハードの泥沼離婚。アンバーがジョニーとの離婚を申請し、DV(ドメスティック・バイオレンス)を受けたと主張して大きな騒動になった。2017年1月に離婚が成立した2人だが、まだまだ騒動は収まりそうにもない。このほどジョニーが、「DV男」というイメージを世界中につけられたことでアンバーを名誉毀損で訴えた。ジョニーは5000万ドル(約55億9700万円)を要求している。

2016年に勃発した離婚騒動だが、ジョニー・デップが和解金700万ドル(約7億円)を支払い、アンバーがそれを小児病院とアメリカ自由人権協会(ACLU)の2団体に全額寄付、2017年1月に離婚が成立したことで決着かと思われた。

しかしその後もインタビューでお互いにDVの事実について主張を曲げることはなく、完全決着は難しい様子。昨年12月にアンバーは、『Washington Post』のコラムで「2年前、私はドメスティック・バイオレンスを代表する存在として有名になりました。女性が(DV被害を)告白すると(世間の)怒りを買うことを身をもって知ることになりました」と話し、DV告白後に仕事がなくなった辛い経験を明かした。

このコラムが掲載されたことを受けて、このほどジョニー・デップ側がアンバー・ハードを名誉毀損で訴えたと『The Blast』が報じた。弁護士は、アンバーは名前こそ出していないもののジョニーが加害者だと言及していたと主張。弁護士は「ハード氏は巧妙なデマが上手くいったと分かっています。デップ氏に対する嘘の主張をした結果、ハード氏は#MeToo運動の象徴的な存在となり、国連規約人権委員会のヒューマン・ライツ・チャンピオンに選ばれた最初の女優となり、アメリカ自由人権協会の女性の権利のアンバサダーに任命され、ロレアル パリのグローバル・スポークスパーソンになりました」と述べ、「ハード氏はドメスティック・バイオレンスの被害者ではありません。彼女こそが加害者です」と強く主張している。

さらにジョニー・デップ側は自身の主張を裏付けるために、アンバー・ハードとスペースX社の共同設立者およびCEOでテスラのCEOイーロン・マスク氏との関係を指摘。アンバーはジョニーとの破局後にマスク氏との関係が明らかになっていたが、ジョニーは結婚して1か月も経たないうちにアンバーがマスク氏と交際をスタートしたと考えている。ジョニー側はマスク氏が自宅によく訪れていたと主張し、アンバーはビルの職員を使って“友人”マスク氏に駐車場やエレベーターを与え、部屋へのアクセスを容易にしていたと記述している。また、ジョニー側はビルのセキュリティーに証言を取り、マスク氏が翌朝にビルをあとにする姿を目撃したという。

アンバーはジョニーとの離婚申請後にマスク氏と交際が伝えられ、2017年8月に一度別れている。翌2018年1月に復縁するも、その後すぐに破局していた。

アンバーの代理人は「彼女は黙っていません。デップ氏の行動こそ、彼が今も虐待行為の事実を認めることができないことを証明しています」とコメントし、勝利すると断固とした姿勢を見せ、イーロン・マスク氏の代理人は「イーロンとアンバーは2016年5月までは会っていません」と不倫を否定し、恋愛関係になったのはもっと後のことと表明した。

なおジョニー・デップは今年1月、ジョニーのことを「wife-beater(妻を殴る人)」と呼んだ英メディア『The Sun』を名誉毀損で訴える書類を提出していた。
(TechinsightJapan編集部 朝倉リリー)