エン・ジャパンは2月27日、「転職理由の本音と建前」の調査結果を発表した。調査は2月に実施し、「ミドルの転職」を利用する転職コンサルタント118人から回答を得た。
「転職者が企業に伝える転職理由と本当の転職理由が異なるケースはあるか」を聞くと、50%が「5割以上異なる」と答えた。半数の転職者は、本当の理由を企業に伝えていない。次いで、「1割~3割未満程度で異なる」(25%)、「3割~5割未満程度で異なる」(16%)、「異なるのは1割未満」(9%)だった。
実は「職場の人間関係が合わない」「評価に納得できない」「上司と合わない」
「転職者が企業に伝える転職理由」を聞くと、1位は「仕事の領域を広げたい」(68%)、2位は「専門スキルや知識を発揮したい」(59%)、3位は「会社の将来に不安を感じる」(28%)、以降、「今後成長できるイメージが持てない」(26%)、「報酬をあげたい」(25%)、「社内で希望する部署・仕事に異動できない」(23%)という結果だった。
一方で、「本当の転職理由」の1位は「報酬をあげたい」(57%)、2位は同率で「職場の人間関係が合わない」「評価に納得できない」「上司と合わない」(いずれも48%)、次いで、「会社の将来に不安を感じる」(37%)、「会社のビジョンや方向性に疑問を感じる」(31%)だった。