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2020年卒就活生も相変わらず「銀行離れ」 就職したい企業ランキング、「公務員」が上位占める

2019年03月02日 08:10  キャリコネニュース

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リスクモンスターは2月27日、第5回「就職したい企業・業種ランキング」の調査結果を発表した。調査は今年1月にネット上で実施し、2020年3月卒業予定の大学3年生の男女440人から回答を得た。対象企業は各業界大手企業・組織200社を抽出。

1位は「地方公務員」(31.6%)で、2位が「国家公務員」(18%)となった。今回、地方公務員の割合が大幅に増加し、前回調査から1位と2位が逆転した。

公務員や医療関連が上位に入る一方、銀行は大幅ダウン

以降、トップ10に「Google」(6.1%)、「大塚製薬」(5.2%)、「日本赤十字社」(5.0%)、「アマゾン」(4.3%)、「明治」(4.1%)、「アステラス製薬」、「東日本旅客鉄道(JR東日本)」(同3.9%)、「パナソニック」(3.6%)が入った。

そのほか医薬品製造業・医療事業4社(前回39位→4位「大塚製薬」、70位→5位「日本赤十字社」、32位→8位「アステラス製薬」、18位→11位「武田薬品」)と、鉄道業3社(12位→8位「東日本旅客鉄道」、25位→12位「西日本旅客鉄道」、48位→16位「東京急行電鉄」)が順位を上げた。

業種としては、公務員や医療関連が上位にランクインし、人気業種となった一方で、「三菱UFJ銀行」(18位→51位)、「三井住友銀行」(12位→51位)、「みずほ銀行」(14位→ランキング対象外)の銀行業3社はそれぞれ順位を大きく下げる結果となった。

「親の意見を参考にしながら、自分の意思で決める」が4割

就職活動に備えた活動として、最も多かったのが「企業へのインターンシップへの参加」(65.0%)。以降、「合同企業説明会などイベントへの参加」(45.9%)、「業界・企業研究」(33.2%)と続く。

前回と比較して減少したのは「就職活動支援セミナーへの参加」、「合同企業説明会などイベントへの参加」、「業界・企業研究」。インターンシップ制度を活用した採用活動が主流になっている様子が表れている。

就職活動を開始する時期を聞くと、「2019年4月以降」(34.3%)が最も多く「2019年1月~3月」(24.5%)と続く。今年度の就職活動の開始時期である3月頃から就職活動を開始する学生が多く見られた。

最後に就職先を選定する際の意思決定手段の1位は「親の意見を参考にしながら、自分の意思で決める」(40.5%)で、上位3つに「自分の意向のみで決める」(34.3%)、「友人・知人の意見を参考にしながら、自分の意思で決める」(18.4%)が入った。