グレン・マルタン(Glenn Martens)が手掛ける「ワイ・プロジェクト(Y/PROJECT)」が2月28日、2019年秋冬ウィメンズコレクションをパリで発表した。これまでストリートウェアにカテゴライズされることも多かったブランドだが、今シーズンはエレガントで折衷主義的なコレクションにシフトしている。
ウィットに富んだ構築的なスタイルが感度の高い層から支持されているワイ・プロジェクトの新作コレクションは、中世期から1970年代まで幅広い年代から着想を得たという。エレガンスやドラマティックなテイストが加わり、タイトなラテックスからルネサンス調のフラワープリント、歌手のSevdalizaが着用したフェイクレザーとフェイクファーのプリーツドレス、そしてチューダー様式のボリュームのあるドレスまで、多様なスタイルを提案。18世紀の建築スタイルやアール・デコデザインが取り入れられているパリの化学会館が会場となり、ランウェイからも折衷主義を感じさせた。
アクセサリーでは、エロティックなスカルプチャーがネックレスやイヤリングのモチーフに。シューズはアイコニックなオーバーサイズのサイハイブーツに加えて、センシュアルなレースアップサンダルが加わった。
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