トップへ

玉木宏が町工場の再生請負 『ハゲタカ』スピンオフ原作ドラマ『スパイラル』

2019年03月01日 20:11  CINRA.NET

CINRA.NET

玉木宏
ドラマ『スパイラル~町工場の奇跡~』が、4月からテレビ東京系、BSテレ東で放送される。

「働く人々」を通して現代社会を描く新ドラマ枠「ドラマBiz」の第5弾作品となる同作は、真山仁のベストセラー『ハゲタカ』シリーズのスピンオフで、「中小企業の再生」をテーマにした『ハゲタカ4.5/スパイラル』が原作。天才的な発明家だった創業者の急逝によって倒産危機に陥った下町の町工場を、銀行員から転身した1人の企業再生家が再建させていく軌跡を描く。

銀行員から企業再生家に転身し、恩人である藤村の訃報を受けて彼が遺した小さな会社・マジテックの再生を請け負うことになる主人公・芝野健夫役を演じるのは、テレビ東京の連続ドラマ初主演となる玉木宏。芝野は「人を弾く仕事ではなく、人を救う仕事がしたい」をいう信念を持ち、ビジネスに関しては冷静で用心深い一面を見せるが、実はロマンチストで涙もろいというキャラクターだ。

脚本は映画『フラガール』、NHK連続ドラマ小説『マッサン』などの羽原大介。監督は井坂聡、松田礼人、棚澤孝義が担当する。

玉木宏は「いわゆる“日本の技術”を守っていかなければいけないという説得力を、すごく感じる作品だと思いました。中小企業が舞台になっている話なので、外資との対峙が面白さだと思いますし、町工場の技術を芝野が必死で守ろうとしているところも見応えがあると思います」と原作を読んだ感想を述べている。

また役作りについては「何かを体得しなければいけない役柄ではないので、役作りや準備は特にしていません。大切なのは、共演する方々とのセッションだと思うので、そのセッションの中で一番リアリティーがある着地点はどこか、ということを探りながら、皆さんと一緒に作品を作っていくことを楽しみにしています」とコメント。

■玉木宏のコメント
・原作を読んだ感想
いわゆる“日本の技術”を守っていかなければいけないという説得力を、すごく感じる作品だと思いました。中小企業が舞台になっている話なので、外資との対峙が面白さだと思いますし、町工場の技術を芝野が必死で守ろうとしているところも見応えがあると思います。

・ドラマ出演の話を聞いた時の気持ち
真山先生が描く社会派ドラマは、内容にもリアリティーがあります。年齢など原作とは異なる設定もありますが、原作ファンが多くいる作品ですので、ファンの方々にも納得できるような作品になったらと思いながら撮影に臨みたいと思います。

・玉木宏から見た芝野健夫とは
芝野は基本的に真面目な人間だと思いますし、原作に「世の中には時々信じられない巡り合わせがある。芝野は年齢を重ねる中で、一見偶然にしか見えない巡り合わせでも必然と考えるようになった。
その必然は無視してはならない」とあるように、全てを受け入れていくようなところがある。物事に関してのこういう考え方が彼のベースになっていると思います。信念を心に持ちながら...また人に寄り添える人だと思うので、優しさも持ち合わせながら、この役を生きられたらいいなと思います。

・今回の役を演じるにあたって役作りや準備したこと
何かを体得しなければいけない役柄ではないので、役作りや準備は特にしていません。大切なのは、共演する方々とのセッションだと思うので、そのセッションの中で一番リアリティーがある着地点はどこか、ということを探りながら、皆さんと一緒に作品を作っていくことを楽しみにしています。共演者には久しぶりの方も初めての方もいるのですが、今からすごく楽しい現場になりそうな予感がしています。

・視聴者へのメッセージ
このドラマは家族、町工場など、地に足が着いた人たちの“これから”をしっかりと見届けられる作品になっていくと思います。いざ自分の家族が同じような状況になった時にどうすればいいのか、自分に置き換えられる状況もたくさんあると思います。その中で何を守っていくべきなのか...そんなことを想像しながら見ていただけると面白いのではないかと思います。ぜひ幅広い世代の方に見ていただきたいですね。

■真山仁のコメント
M&Aは、あなたの街でも起きるかもしれない―。
世界を股にかけた大企業間による買収合戦が、M&Aというイメージがあります。しかし、実際は中小企業でも、頻繁にM&Aが起きています。
『ハゲタカ』をシリーズで書く以上、そうした小さくはあるが身近で、より多くの当事者にとってエモーショナルな買収・再生劇を書きたい―というのが、『スパイラル』を執筆した動機です。
そして、日本屈指と言われる事業再生家の芝野健夫が、大手の再生よりもはるかに難易度の高い中小企業の買収・再生と葛藤する姿は、これからますます日本中で起きる“現実”となります。
そんな作品がドラマ化されるのは、驚きであり、感動でもありました。
登場人物すべてが当事者となる企業の生き残り劇に、ハッピーエンドはあるのか。
今から、ドラマが楽しみでなりません。

■田辺勇人のコメント
テレビ東京4月クールのドラマBizは、真山仁さん×玉木宏さんのタッグで贈る「スパイラル~町工場の奇跡~」を放送いたします。主演を務めるのは多くのドラマ・映画で圧倒的な存在感を示し、テレビ東京連続ドラマ初主演となる玉木宏さん。熱い信念と優しさを持ち、町工場の危機を救うために笑いながら、泣きながら日々奮闘する企業再生家を玉木さんがどのように演じて下さるのか私自身とても楽しみです。視聴者の皆さんにも注目していただければと思います!
“笑顔のため―”主人公で企業再生家の芝野や、小さな町工場で働く登場人物たちは大きな壁にぶち当たりながらも、1つの想いを胸にひたすらもがきながら何度でも立ち上がり、そのピンチを乗り越えていきます。取材に基づいた日本の町工場の技術やモノづくりの魂を描きながら、「挑戦することの意義」「家族の愛情」「人との絆」など、ふと見失ってしまいがちな日常にシンプルなメッセージを込め、女性の方にも肩肘張らずに見てもらえる感情移入しやすいドラマを目指します。
平成から新しい時代に変わろうとしているこの時に、変わらないものの大切さに気付いたり、忘れていたものを思い出したり、また明日も頑張っていこうと思ったり、“誰かの心の隙間に寄り添える”ドラマになるよう、キャスト・スタッフ全員で熱く、楽しく撮影に臨みたいと思っています。
これから解禁される個性的で魅力的な共演陣にもご期待下さい!よろしくお願いします。