2018年12月のテストから2台体制となっていたTHREEBOND RACING。今季はアーメドと三浦愛を起用する。 全日本F3選手権に参戦するTHREEBOND RACINGは3月1日、2019年の参戦ドライバーとして、イギリス人ドライバーのエナム・アーメドと三浦愛のふたりを起用し、2台体制で参戦すると発表した。
THREEBOND RACINGは、スリーボンド東名エンジンとともに長年F3に挑戦。2000年から2011年まで全日本F3に参戦した後、2012年からはヨーロッパに戦いの場を移し、ユーロF3へ。さらに2017年からは、ThreeBond Racing with DRAGO CORSEとして日本に復帰し、アレックス・パロウを擁しタイトルを争った。2018年も笹原右京とともにトップを争う活躍をみせている。
そんなチームは2019年に向けて、参戦体制を2台に拡大。エースナンバーの12号車には、2018年にFIAヨーロピアンF3に参戦し、ハンガロリンクで2勝を挙げるなど、ルーキーイヤーながらランキング9位という期待の若手、エナム・アーメドを起用することになった。
アーメドはパキスタン系のイギリス人ドライバーで、2017年にBRDCイギリスF3でチャンピオンを獲得し、2018年にはヨーロピアンF3へ参戦し、ハイテックGPに所属。ちなみにチームは3台体制だったが、アーメド、ビン・ヒンレー、そしてパロウという3人だった。今季は新たに日本に戦いの場を求めることになる。
そしてもう一台の13号車をドライブすることになったのは、2014年から全日本F3選手権に参戦を開始した三浦だ。2015年にはF3-Nでランキング2位を獲得し、2016年からはJ項車両に乗り換え。2017年は11ポイントでランキング8位、18年は1ポイントでランキング12位につけたが、今季はさらなる飛躍を目指し、THREEBOND RACINGに移籍することになった。
2台体制になることで、お互いのドライバーにとっても相乗効果がありそう。2018年の全日本F3選手権はカローラ中京 Kuo TEAM TOM'Sの独走となったが、THREEBOND RACINGがどんな戦いをみせるのか、楽しみなところだ。
THREEBOND RACING 2019年全日本F3選手権参戦体制
監督:足立守
エンジンチューナー:東名エンジン(今井修)
スーパーバイザー:道上龍
データエンジニア:高橋基久
チームマネージャー:鈴木忍
#12
ドライバー:エナム・アーメド
トラックエンジニア:伊与木仁
チーフメカニック:松本誠
#13
ドライバー:三浦愛
トラックエンジニア:鄭永薫(チョン・ヨンフン)
チーフメカニック:永山友和