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米フィギュアのアダム・リッポン、9月に自叙伝を発売

2019年03月01日 15:02  Techinsight Japan

Techinsight Japan

自叙伝が9月に発売予定のアダム・リッポン(画像は『Adam Rippon 2019年2月27日付Instagram「I wanted the cover of my book to be high-fashion editorial glamour meets Sears portrait studio.」』のスクリーンショット)
昨年開催された平昌五輪で一躍“時の人”となった、米出身元フィギュアスケーターのアダム・リッポン。選手生活から引退後もテレビや雑誌、チャリティーイベントへと引っ張りだこのアダムが自叙伝『Beautiful on the Outside』を執筆。今年9月に発売になることが分かった。

昨年11月に選手生活からの引退を正式に発表した元フィギュアスケーターで、平昌五輪米代表のアダム・リッポン(29)。彼の氷上での華麗な滑りは世界中から多くの称賛を集め、米国を見事団体戦銅メダル獲得へと導いた。また現役中に自身が同性愛者であることを公表した初の冬季五輪米国代表としても注目を浴びた。それから1年以上が経過した今も、アダムは引き続きメディアに出演したり、アワード授賞式やチャリティーイベントに積極的に足を運び、機会を見つけては同性愛者のコミュニティーをサポートする活動に尽力している。

そんなアダム・リッポンがこのほど『PEOPLE now』に出演し、9月に自叙伝が発売になることを公表。自著のタイトルが『Beautiful on the Outside』であることを明かした。“内面(INSIDE)”ではなく、あえて“外面(OUTSIDE)”の美しさにこだわるかのような同タイトルを選んだ理由について、アダムはこのように述べた。

「心の奥底に抱えた苦労や葛藤はひた隠して、完璧で美しい部分だけを見せる―。そんな教えを笑い飛ばせるようになった時、人は最高の経験を味わうことができるし、外側も真に美しい姿になれると思うんだ。」

今でこそ五輪メダリストとして華やかな舞台に引っ張りだこのアダムだが、その煌びやかなコスチュームの下には、不遇の下積み時代を襲った数々の苦労エピソードが隠されている。

最高の笑顔を振りまき氷上で華麗な舞を見せるアダムも、ひとたびスケート靴を脱げば自身のアイデンティティーを模索し、ジムにあったリンゴを盗んで食いつなぎ、前科者と隣り合わせの長距離バスに揺られながら大会会場へと向かう日々を過ごしていたのだ。

『Beautiful on the Outside』は、そんな“内面(INSIDE)”と“外面(OUTSIDE)”のギャップをさらけ出し、真の自分を見出したアダム・リッポンの自叙伝だ。ペンシルバニアの小さな街で自身のアイデンティティーに悩みながら過ごした少年が五輪という世界舞台に立ち、また国民に愛される“America’s Sweetheart”(アメリカの恋人)へと成長を遂げる道のりを綴った同著は、どん底に陥っても決して笑顔と輝きを忘れず自分に正直に生きることの大切さを教えてくれているようだ。

画像は『Adam Rippon 2019年2月27日付Instagram「I wanted the cover of my book to be high-fashion editorial glamour meets Sears portrait studio.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 c.emma)