キミ・ライコネンは、アルファロメオC38のセットアップについて詳しく掘り下げ始めていると語っている。だが、今のところ作業は推測に基づいたものだとライコネンは語っている。
2007年のF1世界チャンピオンであるライコネンは、バルセロナで行われるプレシーズンテストの開始時、アルファロメオの実力は未知数だと見ていたが、今ではチームがバランスの優れたレーシングカーを設計し投入したことを認めている。
「マシンができてみると、良い動きをするし、バランスもとても優れている」とライコネンは語った。
「先週はセットアップ作業はあまり行わなかったが、今日はたくさんの事を試した。パーツを変えたらどうなるかを見るためにね」
「今のところ問題はない。でも僕たちがどの位置につけているのかは分からないよ。僕たちの側からの推測でしかないし、自分たちのやっていることしか分からないからね」
2回にわたるプレシーズンテストでアルファロメオは、これまで素晴らしいパフォーマンスを見せており、F1の中団グループの中でもトップを走っているように見える。だがライバルたちと同様に、アルファロメオ・レーシングの新型マシンC38も、進化の途中にある。
メルボルンに向かうにあたって、ライコネンはチームが今週の終わりまでに、セットアップの適切な妥協点に到達することを期待している。
「いつだってやることはたくさんあり、毎年時間が足りなくなる。でもそれはみんな同じことだ」
「今ベストだと思うところに集中して、プログラムをこなそうとしている。そしてオーストラリアでどのような結果が出るか見てみよう」
「コースはそれぞれ異なる。特にオーストラリアは市街地コースだからね。セットアップが望んでいるものではなく、やろうとしていることと違うものだったら、何かアイデアが必要だ」
「それがいま見出そうとしているところだ」