レッドブル・レーシングは、第2回プレシーズンテスト3日目にピエール・ガスリーのクラッシュによって走行時間を失い、大破したマシンの修復に追われることになったが、テスト最終日への影響を最小限に抑えたいと考えている。
午後のセッションでガスリーはコース脇の芝にわずかに乗ったためにスピンし、バリアに激しくクラッシュ。RB15は大きなダメージを負った。チームは修理に長い時間がかかるとして、その日の走行を取りやめたが、翌日のテストに間に合わせるため、作業を急ぐと述べている。最終日はマックス・フェルスタッペンが走行を担当する予定となっている。
チーム代表クリスチャン・ホーナーは、「残念ながらピエールは、今日の午後、コースオフを喫し、バルセロナでのプレシーズンテストを終えることになった」とコメントした。
「時にはこういうことが起こることもある。一番大事なのは、彼が無事だったことだ」
「明日は開幕戦メルボルン前のテスト最終日だ。コースに復帰し、一日を最大限に活用する」
レッドブルのレースエンジニアリング責任者ギヨーム・ロケリンは、作業の遅れを最小限に抑えたいと述べている。
「クラッシュは、ピエールがターン9の入口でほんの少しコースからはみ出し、コントロールを失ったことで起きた」
「ほぼ全開で走る区間なので、何かミスがあるとその影響が出る。だが、ピエールに怪我がなくてよかった」
「今日のインシデントがプランに影響しないよう、明日に向けてマシンの用意をする。これから長い夜を過ごすことになりそうだ」
「ピエールがコースオフする前、午前中は順調だった。予選セッションを想定しての作業は、ドライバーにとって役立ったし、ピットクルーの集中力を高めることにもつながった。インシデントが起きたのは残念だったが、時には起こることだ。うまく対処して前に進む」