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第4世代『BMW X5』、AIアシスタンスや3眼カメラなどハイテク満載で登場

2019年03月01日 13:31  AUTOSPORT web

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大型化したボディと、低重心を強調する存在感のあるデザインを採用した第4世代の『BMW X5』
時代に先んじて、SAV(スポーツ・アクティビティ・ビークル)の呼称で優れたオフロード性能と、オンロードでの高いパフォーマンスを融合したモデルをラインアップしてきたBMWが、その主力となる第4世代の『BMW X5』を発表。大型化したボディと低重心を強調する存在感のあるデザインに、4輪アダプティブ・エアサスペンションや高性能3眼カメラによる最先端の運転支援システム、音声会話による機能操作を可能とするAIアシスタンスなどハイテク装備を満載し、2月27日より発売を開始している。

 1999年に登場した初代モデルのコンセプトを継承し、BMWらしい走行性へのこだわりと高い実用性を兼ね備えた新型『BMW X5』は、先代モデルからホイールベースを40mm、全長で25mm、全幅65mm、全高10mmと各ディメンションをさらに拡大。ゆとりある室内スペースを実現しながら、低重心を強調する存在感あるシルエットを備えている。

 フロントは一体型フレームで縁取られたデザインの大型キドニー・グリルを装備することでアグレッシブな印象を演出し、サイドボディには後部ドアから上方に伸び上がるようにプレスラインを刻むことでリヤホイールを強調。リア駆動のDNAと高い走行性能へのこだわりを印象付けるスタイルとしている。

 また先代モデルに比べて車両前方の骨格に高張力鋼板をより多く使用し、強度を高めながら約15.5kgの軽量化を実現。足回りにはスチール製のサスペンションを採用し、M SportモデルにはXモデルとして初の4輪アダプティブ・エアサスペンションを導入。

 各ホイールに設置されたセンサーが常に路面状況および荷重を検知し、必要に応じて上下40mmの間でホイール毎の高さ調整を自動で行い、安定感のある快適な走りを実現している。

 またこのエアサスペンションは手動で高さ調整が可能で、重量物を乗せる際や路面状況が悪い時など、ドライバーの好みや状況に応じて設定することも可能となっている。

 インテリアではドライバーに必要な情報を適切なタイミングで伝えることをコンセプトにしたBMWの新しい表示操作システム“BMW Operating System 7.0”を導入し、自分用にカスタマイズすることが出来る10.25インチのコントロール・ディスプレイと12.3インチのフルデジタル・メーターパネルを装備。

 大型コントロール・ディスプレイの下部には、ダッシュボードを分割するように伸びるマット・アルミニウム加飾が施された水平ラインが引かれ、広さを演出するとともにより先進的で高級感のある空間を実現している。また全体としてスイッチの数を最低限まで削減し、位置の把握がより容易になるレイアウトを採用した。

 さらに後退時のステアリング操作をサポートするリバース・アシスト、1秒で2兆5000億回の演算能力を持つ画像処理プロセッサーと高性能3眼カメラを搭載した最新の運転支援システム、AIを活用した音声会話による車両操作機能であるBMWインテリジェント・パーソナル・アシスタント、車両をITネットワークに繋ぎ様々な情報にアクセスするBMWコネクテッド・ドライブなど最新のドライバーサポート機能を搭載している。

 注目のエンジンは、Xモデルのダイナミックさとパワフルさを引き立たせる3リッター直列6気筒ディーゼルを搭載。最高出力265PS/4000rpm、最大トルク620Nm/2000-2500rpmを発揮し、0-100km/h加速は6.5秒と、最新のドライビング環境にふさわしいパフォーマンスを有している。

 日本市場に導入されるのはこのディーゼルモデルのみとなり、BMW X5 xDrive35d Standardと同M Sportの2グレード展開で全車右ハンドル仕様となり、価格はそれぞれ920万円、999万円となっている。
BMW カスタマー・インタラクション・センター:フリーダイヤル:0120-269-437
BMW インターネット・ウェブサイト:http://www.bmw.co.jp