バルテリ・ボッタスは、アップデートされたメルセデスW10がチームを前進させていると感じているが、開幕戦オーストラリアGPでフェラーリに対抗するのに十分な進歩を遂げているかどうかは確かではないという。
2019年シーズンに向けた準備のただ中に入ったメルセデスは、バルセロナでの第2回プレシーズンテストの初日に、大幅にアップデートが施されたW10を投入した。
ボッタスは、マシンの“大きな”ハンドリングの問題について、新スペックによって安定性が改善されたと語っている。この問題はプレシーズンテスト1週目にチームを悩ませていたものだ。
「マシンは良くなったよ。でも十分に良いかどうかは大きな疑問だ」とボッタスはバルセロナでメディアに語った。
「先週以降、マシンの安定性や全体的なダウンフォースが改善されたと感じているのは確かだ」
「でも引き出すべき力をすべて引き出せていないとも感じている」
「マシンはまだ完璧ではない。もちろんポテンシャルはあると感じている。もしかすると、とても小さなスイート・スポットがあるマシンなのかもしれない。一旦それを見つけたら、進展はとても早くなるだろう」
「毎日多くのことを学んでいるし、良い一歩を踏み出せていると感じている。毎回マシンに戻るたびに、良くなるんだ」
「その感触を今日の午後と明日にも味わえることを期待している。そしてメルボルンではより大きな一歩を踏み出せるよう願っているよ」
メルセデスでは進歩が見られているが、ボッタスが先週からの意見を変えるほど十分なものではない。彼はフェラーリがメルセデスに対して優位にあると主張していたのだ。
「彼らは今も強力に見える。いつものようにメルボルンに向けたテストでは、当然のことながら多くのことが変わるが、彼らには強力なパッケージがある」
「彼らと本当に釣り合った戦いができるように、新パッケージからさらに力を引き出す必要があると今も思っている」