フェラーリは、3月5日(火)のジュネーブ国際モーターショーでの公式発表に先立ち、新型『F8トリビュート(Tributo)』のオフィシャル画像を公開した。
F8トリビュートは、フェラーリ488 GTBの後継モデルとして製造されるスポーツカーだ。このネーミングには、オリジナルモデルのエンジンのレイアウトとパワーへの敬意が込められている。
最高出力は先代モデルから50馬力高くなり、720馬力という圧倒的な出力と、185ps/lという出力比を誇るこのミッド・リヤエンジンは、フェラーリのスペシャル・シリーズを除いてフェラーリ史上もっともパワフルなエンジンだ。軽量化も行われており、現行モデルの中でもトップレベルのパフォーマンスと抜群のコントロール性能を備えている。
また総排気量は3902ccのV8エンジンは、イギリスの出版社が主催する『インターナショナル・エンジン・オブ・ザ・イヤー』において、2016年から2018年まで『最優秀エンジン』に輝いた。さらには2018年、過去20年のなかでもっとも優秀なエンジンを選出する特別賞『ベスト・オブ・ベスト』を受賞した。
インテリアではステアリングも小径化されていて、グリップ感覚が強化し、細かいステアリングの操作に反応する車自体の挙動を掴みやすくなった。総重量もフェラーリ488 GTBから40kg軽くなっている。
【フェラーリ F8トリビュート スペック】
■エンジン
型式:90度V型8気筒ターボ
総排気量:3902cc
最高出力:720ps/8000rpm
比出力:185ps/l
最大トルク:770Nm/3250rpm
■寸法と重量
全長:4611mm
全幅:1979mm
全高:1206mm
乾燥重量:1330kg
■加速性能
0-100km/h加速:2.9秒
0-200km/h加速:7.8秒
最高速度:340km/h