劇団た組の舞台『今日もわからないうちに』が、8月28日から東京・三軒茶屋のシアタートラムで上演される。
加藤拓也によって2013年に旗揚げされた劇団た組。第19回公演となる同作では、「家」だけを忘れてしまう記憶障害になった恵、出会いカフェで出会った吉田に毎月お金を渡している一志、中学2年生の娘・雛の3人で暮らす大西家の人間模様を描く。大空ゆうひと鈴木浩介のダブル主演。
大空は「身近で色濃いテーマを、じっくり観客の方と共有出来る空間になったらいいなと思います」、鈴木は「実り多き時を過ごしてまた一歩前進出来るよう努力します。あー、でもやっぱり緊張するなー」、加藤は「何もせず忘れていくだけの時間と忘れられない事が焦燥を駆り立ててくるだけの時間を楽しみたいと思います」とそれぞれコメントを寄せている。チケットの販売は4月上旬を予定。
■大空ゆうひのコメント
加藤さんの作品を二つ、観せていただきました。全然違うタイプの作品でしたけど、どちらも強烈な印象。いろいろな場面や俳優さん達の表情が写真を撮ったみたいに私の記憶に残っています。自分の世界がとてつもなく強そうなのに、役者が本気で生きてくる。そんなイメージ。加藤さんが稽古場でどんな演出をして、作品が生まれるのか私も体感したい。そんな好奇心が膨らんでいます。作品の中で自分がどんな居場所を見つけられるのかという不安も少し。身近で色濃いテーマを、じっくり観客の方と共有出来る空間になったらいいなと思います。
■鈴木浩介のコメント
新たな出会いにワクワクしている半面、緊張もしています。どんな世界を体験出来るのか?実り多き時を過ごしてまた一歩前進出来るよう努力します。あー、でもやっぱり緊張するなー。
■加藤拓也(劇団た組)のコメント
最近は、1日の体感時間が長いです。何もせず忘れていくだけの時間と忘れられない事が焦燥を駆り立ててくるだけの時間を楽しみたいと思います