中田秀夫監督の映画『殺人鬼を飼う女』の予告編と場面写真が公開された。
大石圭の同名小説を原作とした『殺人鬼を飼う女』は、「リミッターを外せ!」をコンセプトにしたKADOKAWAとハピネットの共同企画『ハイテンション・ムービー・プロジェクト』の第1弾。幼少時に性的虐待を受けたことで解離性同一性障害を患い、直美、ゆかり、ハルという異なる人格と共存するキョウコが、ある出来事をきっかけに得体のしれない歪みを感じ始め、同時に彼女の周りで謎の死が相次ぐ、というあらすじだ。
場面写真には、飛鳥凛演じるキョウコがワイングラスを手にするシーンや、根岸季衣演じるキョウコの母・友香里、水橋研二演じる小説家・田島冬樹の姿、キョウコとキョウコの別人格として大島正華演じるキョウコを愛する同性愛者の直美、松山愛里演じる性に奔放なゆかり、中谷仁美演じる小学生のままのハルの4人がテーブルを囲む場面などが写し出されている。
予告編では、キョウコが「時々感じるの、自分の中に化け物が住んでるんじゃないかって」とつぶやき、首を垂れる様子、キョウコが恋心を抱く田島冬樹に「アンタのせいで全部おかしくなった」と罵声を浴びせる場面、キョウコが父親を殺したことを友香里が明かすシーンに加えて、直美、ゆかり、ハルの姿などが確認できる。